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「釣果はポイント選びで決まる!」堤防カワハギ釣りの【場所の選び方】を徹底解説

TSURINEWS

カワハギ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

釣って楽しい、食べて美味しいカワハギ。エサ盗り名人と呼ばれるだけあって、釣りをしていたらあっという間にエサが無くなっていた、なんて事は日常茶飯事だ。そしていざカワハギを専門に狙おうとしたら、どのような場所を狙えばいいのかわからない…そんな経験はないだろうか。今回は、カワハギ釣りに適したポイントを見極める方法を解説していこう。

まずはカワハギの生態を知ろう

兎にも角にも、カワハギという魚がどんな魚なのかを知らなければ、釣り場を絞り込むことはできない。という事で、まずはこちらを読んでいただきたい。

時間が無い方の為にざっくりまとめると、ポイントとなるのは、
1.雑食性だが多毛類や甲殻類、アサリを好む
2.岩場がある砂地が好み
3.潮の流れ

この3点だ。これらを考慮すると、自ずと狙うべき場所は絞られてくるはずだ。さらにカワハギの習性を考えると、釣り座を構えるべき場所も自然と決まってくる。要は「相手を詳しく知れば、答えは簡単に見つかる」という事だ。

良型が居る場所を見つけたい(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

釣り場のチョイス

基本的に、どんな堤防周辺でも(サイズの大小はあるが)カワハギは棲息していると考えていい。そこからさらに「釣れる釣り場」を考えるならば、先述した3つのポイントを元に、どのような堤防が適しているかを考察していこう。

潮干狩り場が近い所

潮干狩り場というのはシーズン中数多くのアサリをばら撒くため、カワハギにとって死んだアサリを容易に狙いやすい絶好のポイントだ。そもそもアサリが棲息しやすい環境が整っているため、その他の多毛類や甲殻類も豊富なのだ。

潮干狩り場の傍は好ポイント(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

テトラ帯

根掛かりとの勝負にはなるが、テトラには様々な甲殻類や貝類が棲息しているし、身を隠すこともできるので、思わぬ良型が潜んでいることがある。ただし、足場には細心の注意を払っておきたい。

取り込み時も注意が必要(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

藻場

甲殻類が豊富な藻場は、隠れ家にもなる絶好のポイントと言える。敷石や岩場があればさらに良い。

水深のある沖堤防

砂地に作られた沖堤防の場合、この堤防自体が絶好の餌場となる上、ある程度潮の流れがあるためカワハギが着きやすい。潮の流れる方向によって釣れる向きが変わるので、当日の潮の状況をよく確認してから釣り座を決定する必要がある。

渡船はルール厳守で(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

狙うべきポイント

釣り場を選んだら、次は構えるべき釣り座だ。著者が考える好ポイントを、期待値が高い順に紹介していく。

堤防の角

堤防の先端付近は、潮が左右どちらかに流れていれば、角付近に必ず潮のヨレが発生しているはず。この潮のヨレの中は絶好のポイントだ。また正面から潮が当たっていたり、沖に流れている場合でも、堤防の3面のうちどこかが必ずポイントになる。

テトラや敷石の切れ目

これらの障害物の周辺が砂地になっていれば、そこにカワハギが潜んでいる可能性が高い。積極的に狙いたいポイントだ。

ケーソンの継ぎ目付近

隙間に海水が流れ込んでいる環境なら、この周辺はエサとなる生き物が溜まるためほぼ確実にポイントになる。見逃さないようにしたい。

カーブ付近、堤防の付け根

潮の流れに変化が生まれるため、何もない所よりも魚が溜まりやすい。上記3つのポイントに入れなかった場合は積極的に狙ってみてほしい。

上手くいけばこんな束釣りも可能(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

釣果を上げるには場所選びから

これからの時期なら「釣り場のチョイス」の項目で書いたように、どの堤防にもカワハギはいるはずだ。だが正直なところ、「どこに釣り座を構えるか」でその日の釣果は大きく変わってくる、と思ってほしい。

波止の真ん中ではボーズだったのに、先端付近では入れ食いだった…なんて事もある。それほど場所選びはカワハギ釣りにおいて重要な項目なのだ。今回の情報をもとに、是非じっくりと釣り座を選んでみてほしい。きっと良い釣果に巡り合えるはずだ。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>

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