「有名になりたい!」流行ダンスを披露?北海道唯一の学科と珍しい部活がある高校で聞いてみた【今日ドキッ!】
HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。
学校に行って、高校生たちのリアルな声を聞きました!
熱中している あれや、これ…イマドキの高校生はどんな学校生活を送っているのでしょうか…
今回訪れたのは、創立97年の歴史を誇る北海道江別高等学校。
道内では江別高校にしかないという学科や、他の高校にはない珍しい部活動もあり、それを目指して入学してくる生徒もいます。
悩みは、朝起きられないこと!
世永アナ:「この学校のいいところを皆さんに聞いていきたいんですが、私から僕からっていう人います?あっ!立ってもらっていいですか」
原前くん:「はい。原前 優太郎です」
原前くんのいまの悩みは、朝起きられないこと!
世永アナ:「一人で起きている?」原前さん:「いや、親に起こされています。『いいかげんにしろ!』みたいな感じで起こされますね」
世永アナ:「それは誰に?」原前さん:「ママに」
そんな、毎朝ママに怒られながら起きる、剣道部の原前くんが、江別高校を選んだ理由は?
原前さん:「高台にあるんで、結構街並みが見えたりして、景色がきれい。あと、ここ(江別高校)の外観が好きだったので決めました」
世永アナ:「なんか不思議な形をしているよね?」原前さん:「そうですね」
実は江別高校、校舎が個性的な形をしています。
多くの生徒たちが学校の特徴として挙げたのが、この扇形の校舎!
校内に入ってみると、廊下もカーブを描いているのが分かります。
強烈キャラ!将来は“自分の顔を生かしてテレビ界で有名になりたい!”
世永アナ:「続きまして…」川村さん:「いきたいです!」
元気にアピールしてくれたのは、柔道部に所属しているという川村 颯太さん。
いま周りで流行っているものがあるそうで…
川村くん:「柔道部としては、ダンスが流行ってるんですけど…横揺れダンスが流行っています」
世永アナ:「どういうこと?カメラに向かってやってもらっていい?」川村さん:「全然いいすよ」
世永アナ:「強心臓(笑)ありがとうございます!」川村さん:「ありがとうございます」
踊りを見た同じ柔道部の部長・宮本さんの感想は…?
宮本さん:「元気だな…」
強烈なキャラの持ち主、川村くんに将来の夢を聞いてみました。
川村さん:「テレビ出て、芸能人になりたいです」
川村さん:「この顔を生かしてテレビ界で有名になります。」
世永アナ:「その顔には自信がある?」川村くん「自信しかないですね、もう…」
有名人になる素質を感じる川村くんですが、実は去年、道に迷った高齢者を手助けしたことで警察署から感謝状をもらった経験があり新聞にも載りました。
もう、すでに十分有名人です。
道内では唯一!“生活デザイン科”がある高校
道内の高校では江別高校にしかない学科を選んで進学したという生徒会長に話を聞きました。
宍戸さん:「何かしら作ることができる学校を選びたいなって思っていて、“生活デザイン科”に入りたくて江別高校を選びました」
江別高校は、道内の高校の中でも数校しかない3つの学科を有する高校です。
普通科のほかに、事務情報科、そして道内では唯一という“生活デザイン科”があります。
生活デザイン科は、“染織・インテリアデザイン”、“服飾デザイン”に関する専門的な知識と技術を学ぶ学科。
宍戸さん:「江別高校に“生活デザイン科”があるっていうのを知ってから、自分も服を作りたいっていうのを強く感じて入りました。今は7月の学校祭に向けてドレス製作をしていまして、自分で型紙を起こして切って縫ってっていう作業をしてます。いつかは芸能人だとか表に出る人の衣装制作をしたいなって思っています」
「もっと知ってもらいたい!」五輪競技でもある珍しい部活
江別高校には、非常に珍しい部活があります。
オリンピック競技にもなっているその部活とは?
世永アナ:「“陸上ホッケー”って、なかなか聞かない部活なんだけど、北海道内に他の高校にもありますか?」
加藤 結さん:「2校しかなくて、江別高校と北海学園札幌高等学校にしかないです」
部活を始めたのは高校生から…始めようと思ったきっかけは?
加藤 結さん:「えっと…見たことがない競技で、やってみたいなって思ったのと、体験に行ったときに楽しかったから入りました」
江別高校の陸上ホッケー部は、去年、入部した生徒がゼロだったため、現在2年生部員はいません。
毎年入部する新1年生の数が、部の存続のカギを握りますが、今年はどうだったのか?
放課後に陸上ホッケー部の練習を覗いてみると…なんと今年は、新1年生の入部が8名!
待望の大量入部に3年生もひと安心です。
陸上ホッケーは先端の曲がったスティックと硬い球を使って、相手ゴールにボールを打ち込み合うスポーツです。
サッカーとルールが似ており、ゴールキーパーを含む11人の選手で戦います。
加藤 結さん:「基本のドリブルは外側の面に当たっちゃダメなんですよ。内側しか使っちゃいけなくて。外側に当たったら相手のボールになっちゃうんで」
加藤 結さん:「半年経てば、基本のこれは上達してきて、あとは技術とか磨くだけなんで…」
陸上ホッケーの醍醐味と言えばヒット!
世永アナも挑戦させてもらいました。
加藤 結さん:「ボールをちょんと出してから、持ち替えて、振り上げて、ボールに当てます。ボールのど真ん中に当てます。ゴルフみたいな感じです」世永アナ:「あ~なるほど…」
世永アナ、振りかぶって打ちますが当たりません…
加藤 結さん:「おしいです!おしいです!」世永アナ:「はずかしい!」
3回目で辛うじてスティックに当たりました!
加藤 結さん:「おっ!!!初めてやったにしてはめちゃめちゃうまいと思います」
世永アナ:「本当に???あんなカスってばっかりなのに?」
加藤 結さん:「ヒットなんて自分たち1年生のとき全然当たってなかったんで、めっちゃうまいです!」
キャプテン、かなりの誉め上手です。
3年間どんな部活動だったのか、振り返ってもらうと…
加藤 結さん:「めっちゃキツくて、やめたいって思ったことも何回もあったし、でもここまでやってきたみんなと最後に全国へという目標があるから、ここまで頑張れました」
世永アナ:「今の2年生がいない…ちょっと人数が少ないっていう現実を、キャプテンとしてどう受け止めていますか?」
加藤 結さん:「自分たちがいなくなったら、次のキャプテンは1年生から決めなければならないから、1年生がまだ知らないことは自分が教えていかなきゃいけないのかなって思っています」
世永アナ:「この部活を途絶えさせたくはない?」加藤 結さん:「はい。もっと知ってもらって、江別高校に入って、『ホッケーをやるために入りました』って言ってる子が増えたらいいなって思います」
江別高校の生徒のみなさん、ご協力ありがとうございました!
※掲載の内容は番組放送時(2025年5月20日)の情報に基づきます。