【三度見】お好み焼きかと思ったらタコ焼きだった / これが大阪風だと!?
タイトルを見て「筆者は老眼かな?」と思った人だっているかもしれないが、そうではない。たしかに私は急速に体が老化しているのを最近ひしひしと感じているものの、さすがにまだ「お好み焼き」と「タコ焼き」を見間違えるほどではない。
しかし、その「タコ焼き」は一瞬「お好み焼き」に見えてしまった。言い訳のように聞こえるかもしれないが、それは私の老眼というよりむしろ商品の問題かと思う。というのも……
・あまりにも変則的
そのタコ焼き、メニュー写真はこんな感じであった。
なんちゅうビジュアルしてんだと思うのは私だけではないだろう。丸くしようという気持ちが1ミリもない。清々しいほどにハミ出している。
しかも商品名をよく見ると、「大阪風ソースたこ焼(748円)」とあるではないか。これを「大阪風」と言い切ってしまうところがまたすごい。
と言いながら、少なくとも私は「実物がどんなものか気になる!」となって注文してしまったので、売り方としては正解なのかもしれない。
さて、実際に出てきたのがこちら。
見た目は完全に「お好み焼き」である。お好み焼きの割にはキャベツの存在感が薄い気がしなくもないが、これを見てタコ焼きだと言う人はいないだろう。
しかし、口に運んでみると味は明らかにタコ焼きだった。というか、むしろトロトロ具合を考えると、王道のタコ焼きである。
最近は「築地 銀だこ」に代表されるような皮パリパリ系のタコ焼きが勢力を誇っているが、それとは対極にあるタコ焼き。
昔ながらのトロトロ系を追求したら形が無くなって平たくなりました……という感じ。追求しすぎだろ。
まぁ、実際にどういう経緯があってこのような形状になったのかは分からないが、「大阪風」と言われたら「たしかにそうかも!」と思ってしまうほど説得力のある味であった。
・他にも気になるメニューが
ちなみに、私はこのタコ焼きを『喃風(なんぷう)』というお店で見つけた。本店が兵庫県・姫路にあり、関西を中心に店舗展開しているチェーン店だ。
以前の記事でご紹介した「どろ焼き」が名物の1つで、タコ焼き以外にも気になるメニューが。
店舗によってメニューが異なるようだから他のお店にあるかどうかは分からないが、私が訪れた池袋駅前店にあったメニューで言うと……
これ、チーズたっぷりのお好み焼きである。オシャレハンバーグに見えるかもしれないが、そうではない。いい意味で、裏切りが多い。
逆に言うと、そのような楽しみ方もできる店と言える。味も美味しかったし、次行くときは食べ放題にも挑戦してみようかな。
参考リンク:喃風
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.