オコエ瑠偉が自身初サヨナラ弾で「Player of the Game」同点打の中山礼都と途中出場組が大活躍【巨人-DeNA19回戦】
今季2号がプロ初のサヨナラ弾となったオコエ瑠偉
9月7日、東京ドームで行われた巨人-DeNAの19回戦は、巨人が3-2で延長12回サヨナラ勝ち。オコエ瑠偉が自身初となるサヨナラ本塁打を放ち、首位キープに大きく貢献した。
SPAIAでは1試合で最も活躍し、勝利に貢献した選手「Player of the Game(POTG)」をWPA(勝利確率)をもとに選定。この試合では+45.7%のWPAをマークした巨人のオコエ瑠偉がPOTGに輝いた。
4時間41分に及ぶ大熱戦となったこの試合。同点で迎えた12回裏、この回無得点なら引き分けとなる土壇場ツーアウトで、途中出場のオコエ瑠偉が一振りで決めた。DeNA・佐々木千隼が投じた初球の直球を捉えると、打球は巨人ファンの待つ左中間スタンドへと吸い込まれた。オコエはこの一発でWPAも+46.1%を稼ぎ、この試合トータル+45.7%でPOTGに輝いた。
2位は+39.6%で巨人の中山礼都。1点を追う9回裏に代打で登場し、起死回生の同点打を放った。3位は7番手として2イニングを無失点に抑えて今季2勝目を挙げた巨人・横川凱で+28.9%だった。
※WPA(Win Probability Added)
その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかによって貢献度を表す指標。
勝利確率とは特定の試合状況(イニング、点差、アウトカウント、走者状況)においてチームが勝利する確率を、過去の試合データから算出したもの。試合開始時点では両チームともに50%の勝利確率が見込まれ、試合の進行とともにリードを奪っているチームの勝利確率が100%に近付いていく。
この勝利確率を利用し、1つ1つのプレーによる勝利確率の増減を選手ごとに合計することで、WPAは算出される。
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記事:SPAIA編集部