【横浜で大人気】自分で焼くスタイルのハンバーグ店「花より、ハンバーグ。」が静岡に初上陸! さわやか一強の地で異彩を放つエンタメハンバーグ
最強ローカルチェーンさわやかの影響か、「ハンバーグ王国」と呼ばれることもある静岡県。そんな王国の中心である静岡駅の中に、横浜で人気だというハンバーグ店「花より、ハンバーグ。」がオープンしたぞ!
お店の特徴はなんと言っても自分で焼くスタイルだということ。都会では増えつつある形態だが、静岡ではなかなか見ないからな。
はたしてこのスタイルは、さわやか信者はびこる静岡で受け入れられるのだろうか。ロケットニュースのさわやか信者代表として、こっそり偵察に行ってきた……!
・新感覚スタイル「花より、ハンバーグ。」
「花より、ハンバーグ。」は横浜を中心に4店舗展開されている、新感覚のハンバーグ専門店。
今回、静岡駅内にオープンした店舗は4号店で、静岡県では初出店となる。ただ、運営しているのは静岡の食肉卸会社であるアオノグループなので、横浜で大成功して静岡に凱旋してきたってことだな。
メインメニューは牛肉100%のハンバーグ2種。
店名を冠した「花より、ハンバーグ」は黒毛和牛とアメリカ牛をブレンドしたもので、「特選和牛ハンバーグ」は静岡の和牛のみで作られたプレミアムなハンバーグとのこと。あとは焼きすきや牛タンが一緒に食べられるセットもあるようだな。
せっかくの初来店なので今回は「和牛焼きすきと 花より、ハンバーグ(160g)(2398円)」を頼んでみることに。サイドメニューは付かないので、ご飯、スープ、サラダ、ソフトクリームが食べ放題となる「セットメニュー(450円)」も一緒に注文した。
机の上に置かれた「美味しい食べ方」を確認しつつ待っていると……
なんかめちゃくちゃ豪華なセットがきた!
これが「花より、ハンバーグ」か。自分で焼くスタイルだけあって、この状態は完全に生だな。
焼きすきは50gということで、大きなお肉が3枚ほどのっていた。卵黄ソースもセットで付いてきたぞ。
そしてお肉以上に目を惹かれたのが6種のソースや調味料! 王道の岩塩やオニオンソースの他に、「黒ごま胡椒だれ」や「柚子胡椒ぽん酢」など、気になるものがズラリ。ワサビが本わさびなところにも気合いを感じるな。
さっそく焼いてみよう。ハンバーグはヘラで一口サイズに小さく薄くして、中までしっかり火を通していく。
ハンバーグにはA5和牛の脂部分をふんだんに使用しているとのことで、焼き始めると脂がすごい! ビックリするくらい溢れ出てくるし、そこら中に飛び散りまくって大慌て。誇張抜きに机の上に置いてあったスマホが脂でコーティングされたぞ。
まあでも脂たっぷり=旨いというのは真理なのでね。焼きあがったハンバーグも、世の理に反することなくとってもおいしい。牛100%って固くなりがちだけど、花よりハンバーグはやわらかめだな。
そのまま食べるとお肉本来のコクや甘みを味わえるハンバーグって感じで、そこから6種の調味料でドンドン味変していくのが楽しいぞ。個人的には本わさびと黒ごまだれが好みであった。
焼きすきは付属の卵黄タレに絡めて頂く。想像していた通りご飯が進むコッテリめの味付けだ。
まあでもお肉は薄くて脂が多めだから、コスパを考えると次はハンバーグのみで攻めた方が満足度が高いかなとは思ったよ。
・エンタメハンバーグ
すごいなこのお店、もはやエンターテイメントだぞ。自分でやらなきゃいけないことが多くて大変だけど、そこが楽しい!
このやさしい味で既に焼かれたハンバーグが出てきたなら、ハンバーグ王国静岡ではインパクトに欠けただろう。だが、自分で好きなように焼いてタレをつけて……という体験がハンバーグの味を一段とおいしくしてくれているのだ。
この「体験」というエッセンスがあれば静岡という特殊なハンバーグ王国でもガンガン戦えるはず。脂まみれになる苦労も、もはやおいしさへのスパイスだ。
静岡=さわやかみたいなイメージがある中、静岡駅内にハンバーグ店を出すって結構勇気がいることだと思う。でも「花より、ハンバーグ。」は今までの静岡には無い、新たなハンバーグの魅力に溢れていたからね。横浜同様、これからどんどん人気店になっていくことだろう。
・今回ご紹介したお店の詳細データ
店名 花より、ハンバーグ。ASTY静岡店
住所 静岡県静岡市葵区黒金町29番地 ASTY静岡東館
時間 平日11:30~22:30、土日祝11:00~22:30
参考リンク:花より、ハンバーグ。
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.