「スズキ」がジムニーパッケージのカレーを販売しているので、ジムニー乗りが食べてみた
自動車メーカーの「スズキ」が2025年6月25日より、レトルトカレー4種の販売をはじめた。なぜ、スズキがカレーを……?
パッケージにはジムニーやスイフト、隼にVストローム1050DEが記載されている。ジムニーに乗っている記者としては見逃せないラインアップだったので、取り寄せてみることにした。
・大好評
販売されているカレーは「茶ひよこ豆マサラ(ジムニー)」「トマトレンズダール(スイフト)」「大根サンバル(隼)」「青菜ムングダール(Vストローム1050DE)」の4種類で、スズキの公式ECサイトで購入することが出来る。価格は各918円+送料だ。
いずれも野菜に特化したインドカレーであるよう。なんでも、浜松市で150年以上にわたりレストラン事業を展開する鳥善とスズキとが協力して開発した商品とのことである。
サイトでポチっと注文すると “ご好評につき、たくさんのご注文をいただいております。順次発送させていただきますが、出荷までに2週間前後お日にちをいただきます” と返信があった。(2025年7月末)
みんな気になっているようだ。少なくともパッケージデザインになっている車やバイクに乗っている人は、買ってしまうものな。記者のように。
・車のイメージにピッタリなカレー
そんな訳で、しばらくして手元にやって来たカレー。今回は「茶ひよこ豆マサラ(ジムニー)」と「トマトレンズダール(スイフト)」を注文した。
まずはマイカーと一緒に、パッケージの写真を撮る。うん、いい感じだ。またカレーを開発した理由についても、箱の裏面に記載されていた。
曰く、日本で働くインドの仲間のためにスズキ社員食堂で提供している献立を再現したのだという。公式サイトによれば、インド出身の社員に「これぞ母の味!」と大好評なのだそうだ。
スズキはインドに工場を持っていたりするので、言われてみれば関わりも深いに違いない。これは、味にもかなり期待できそうだ。さっそく湯せんして、いただきます!
まずは「茶ひよこ豆マサラ(ジムニー)」。ひよこ豆がゴロゴロっと入っていて、見るからに食べ応えがありそうだ。
口に入れると、ピリリリリっと気持ち良い辛味が広がる。4種の中ではこちらが最も辛く、青唐辛子の効果だろう。トマトがしっかり入っているようで、酸味が効いていて食欲をそそる。
野菜しか入っていないとは思えない、ボリュームたっぷりの一品だ。パンチが効いてキレがあるところが、確かにジムニーのイメージとピッタリである。
次に「トマトレンズダール(スイフト)」。こちらはレンズ豆とトマトを使用している。辛味は茶ひよこ豆マサラほどではなく、程よい。
豆も食べやすい大きさで、トマトとよく煮込まれていて美味しい。バランスが取れていて、さらさらと食べやすいところが、これまたスイフトっぽい。
昨今のレトルトカレーはよくできたものばかりだが、そうした中にあってもクオリティの高さを感じる商品だった。スズキのカレーにかける情熱を感じる。
人気であるのも納得の「スズキ食堂インドベジタリアンカレー」。今後より一層、販路が広がっていくことを願う。
参考リンク:スズキ食堂インドベジタリアンカレー
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.