清水エスパルスU-11がしずぎんカップ優勝!2得点の小林聖之介選手、2アシストの権田泰千選手にインタビューしました
静岡県内の小学5年生チームのチャンピオンを決める「しずぎんカップ第40回静岡県ユースU-11サッカー大会」で、6年ぶりの頂点に立った清水エスパルスU-11清水。決勝で大仕事をやってのけたのが、途中出場の小林聖之介選手と権田泰千(たいち)選手のコンビでした。
1−1で迎えた後半10分、最前線で体を張っていた権田選手がDF裏に出したボールを小林選手が滑りながら押し込んで勝ち越しゴールをゲット。さらに、その1分後、権田選手からのパスを受けた小林選手が左足で豪快にネットを揺らし、結果的にこのゴールが決勝点となりました。
試合後、貴重な2ゴールを挙げた小林選手、2アシストをマークした権田選手、村井一俊監督の3人にインタビューしました。
決勝で2得点の小林聖之介選手
ー試合の感想を聞かせてください。
チームの勝利に貢献できて良かったと思います。
ー0−1でピッチに投入されました。監督からの指示は?
「とにかく点を決めてこい」と言われました。負けている状態だったので、とにかく点を決めて勝とうと思っていました。
ースライディングで決めた自分の1点目は?
後ろから相手のディフェンスが来ていて、少し転んじゃった部分もあったんですが、とにかく頑張って足を伸ばして、ボールに触ってゴールに入れようと思っていました。
ー2点目は?
タイチ(権田選手)がいいところにパスを出してくれたので、しっかり決めることができました。
ー自分の持ち味は?
シュートのところです。
ー参考にしている選手は?
エスパルスの北川航也選手です。ストライカーとしてのシュートの決定力がすごいなと思います。北川選手のようなストライカーになりたいです。
ー今後の目標を聞かせてください。
6年のNTTカップ、全日本少年サッカー大会で絶対に優勝します。
決勝で2アシストのFW権田泰千選手
ー試合を振り返ってください。
僕は前半途中からの出場でしたが、村井さんが監督を務める試合は最後だったので、絶対に勝って終わろうという気持ちでした。
ー村井監督からはどんな指示がありましたか?
前からプレッシャーを掛けて、結果を出してこいと言われました。
ー小林選手へのナイスアシストでした。
聖之介(小林選手)がいいところに走り込んできてくれたのでパスを出しましたが、聖之介がよく決めてくれました。次(2つ目のアシストも)も同じような形で、いいパスを出せてよかったです。
ー自分の持ち味はどんなところ?
体の強さとキープには自信をもっています。
ー背が高いですね。何センチ?
166センチです。
ーお父さん(元清水エスパルスGK権田修一選手)から試合前に言われていたことはありましたか?
「結果を出して、点を決めてこい」と言われていました。点は取れなかったですけど、アシストできて、活躍できて良かったです(笑)
ー6年生になってからの目標は?
全日少などの大会で絶対に勝ちたいです。
村井一俊監督・一問一答
ー試合を振り返ってください。
入り方が悪かったですね。自陣でフリーなのに、無理やりボールを前に放り込んで、チャンスができなかった。もう少し自陣で相手を引き出して、裏のスペースをつくったほうがよかったかなと思います。守備も球際が弱くて、あっさりと失点してしまいました。
ー0−1で迎えたハーフタイムの指示は?
サイドバックから強引にボールを放り込まず、もっとボランチを使って距離感を近くしながら、前にボールを運ぶこと。サイドチェンジを使って相手を揺さぶって、ミドルサードのところでボランチが絡んだ組み立てをしようと話しました。相手守備陣が4枚そろっているなら、その手前で相手を引き出しながら攻めようと。
ー後半はメンバーを大きく変えましたね。
13人全員が半分(15分)は出場できるようにしました。本当は3−1−2−1で戦いたかったけれど、選手の組み合わせもあるのでシステムを変えながら。
ー昨年のしんきんカップ優勝の時から、選手の体が大きくなりましたね。
体に大きな負荷を掛けた中で、集中力のアップや技術力のアップができるように意識して取り組んできました。それでも守備の強度がまだまだ弱く、プレーも軽いし、雑なところもありましたね。もう少し丁寧にやれば、チャンスも作れると思うんですけど。
ーもうすぐ最終学年になります。彼らに求めることは?
6年生になれば、私の手から離れて別のコーチの担当になりますが、中学生につながるようにプレーの精度を高くしてほしい。あとは相手の予測を上回ったり、相手の逆を突くプレーもできるようになってほしいですね。