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“佐々木朗希争奪戦”、間もなくスタート 解禁前から「フルコートプレス」宣言、熱意あふれるナ・リーグ球団とは

SPAIA

佐々木朗希とダルビッシュ有,Ⓒゲッティイメージズ

指揮官「我々の一員になることを信じている」

ロッテは10日、佐々木朗希のポスティングシステム申請が完了したことを発表した。MLB側の申請受理を受け、佐々木とMLBチームの交渉がついに解禁される。

ロッテ球団によると、契約交渉期限は日本時間12月10日22時から来年1月24日22時までとのこと。この決定を受け、海の向こうの動きも徐々に慌ただしくなっている。

MLB公式サイト『MLB.com』では、「ナ・リーグの1チームが佐々木獲得に“全力アプローチ”を計画」と題した記事が掲載された。記事によると、ここまで特に佐々木に対して関心を示していた球団があり、それがサンディエゴ・パドレスだという。

パドレスを率いるマイク・シルト監督は、現地時間9日のラジオ出演で「我々は佐々木を獲得する正当な候補であるべき」「この争いの中心にいると確信している。そして最終的に佐々木がパドレスの一員になることを信じている」と力強くコメント。

続けて「A.J.プレラー(GM)が多文化な球団を作り上げるために素晴らしい仕事をしてきた」ことを強調しながら、すでにチームに在籍しているダルビッシュ有や松井裕樹だけでなく、球団アドバイザーとして野茂英雄氏が在籍している点も強みとして挙げた。

最後は「我々は佐々木にアプローチするための手段を多く持っている。獲得を実現するために“フルコートプレス”で臨む」とも。

“full-court press”とは、もともと相手のオフェンスに対して常にプレッシャーをかけていく“激しいディフェンス”を指すバスケットボールの用語だが、近年はビジネスや政治の場面でも使われるイディオムとなっており、ここでは「佐々木の獲得を実現するために“全力を尽くす”」というより強い意志を示した格好だ。

記事内では、ライバルとしてロサンゼルス・ドジャースの名前も挙がっている。これまでパドレスほどの強い意志表示はないが、同じように大谷翔平や山本由伸が在籍しており、チームを率いるデーブ・ロバーツ監督も日本生まれである。環境面ではパドレスに引けを取らない。

もちろんこの2チーム以外も獲得レースに参戦してくる可能性は大いにあるが、現段階の有力候補はパドレスとドジャースというのが現地の見立て。いずれにしても日本人メジャーリーガーの先輩がいるというのは佐々木にとって大きな安心材料に違いない。

これから約1カ月半に及ぶ佐々木朗希争奪戦がどんな決着を迎えるのか、最後まで目が離せない。

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記事:SPAIA編集部

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