資生堂の通期決算は60億円の黒字予想が一転、100億円を超える最終赤字
資生堂は2月10日、2024年12月期の通期連結決算を発表した。売上高は9905億8600万円(前年比1.8%増)、営業利益は75億7500万円(同73.1%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は108億1300万円の赤字(前年は217億4900万円)と100億円を超える最終赤字だった。
資生堂は昨年11月7日、最終利益は60億円だとする業績予想を発表していたが、168億円もの差異が生じた。資生堂は、2021年に譲渡した「ベアミネラル(bareMinerals)」などの3ブランドの譲渡対価の一部が回収できない可能性が生じたとして、128億円の引当金を計上したという。
資生堂は同日、2025年12月期の連結業績予想を発表した。売上高は9950億円(前年比0.4%増)、営業利益は135億円(同78.2%増)、親会社に帰属する当期利益は60億円(前年は108億1300万円の赤字)としている。