自ら描いたヒーローに! インドのアクション映画『マーヴィーラン 伝説の勇者』
毎週・木曜日の25:30から北海道・札幌のFM NORTH WAVE(JFL系)で放送されている、矢武企画制作・映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!
キャプテン・ポップコーンこと矢武企画・矢武兄輔が、映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報、映画がもっと近くなる内容をお届けします。
映画系トーク番組「キャプテン・ポップコーン」は、北海道外にお住まいの方、もしくは聴き逃した方でも、インターネットで聴けるradikoで一定期間は聴取することが可能です。
この記事では7月24日(木)に放送した番組内容をお届けしています。 進行台本と放送内容を基に記事を作成しています。そのため、実際の放送内容とは違う表現・補足(話し言葉と書き言葉等)並びに、放送ではカットされた内容を含む場合がございます。 また、公開される映画館名や作品情報、イベントは上記日程の放送または収録時点のものになりますのでご留意ください。
【提供】キャプテン・ポップコーン/矢武企画
カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ #65
新聞の長期連載漫画「マーヴィーラン」の作者である気弱な漫画家サティヤは、気の強い母が起こす騒動を収めるのに必死な毎日を送っている。そんなある日、彼らの住む地域が開発対象となり、一家は立ち退きを余儀なくされる。新たな住居として提供された高層マンションに喜んでいたのも束の間、そこは悪徳政治家ジェヤコディ一派が仕切る手抜き工事で建てられた欠陥住宅だった。
勇気を振り絞って彼らに立ち向かうサティヤだったが、返り討ちに遭ってしまう。自らが描き続けてきた「マーヴィーラン=偉大な勇者」と自身とのギャップに絶望するサティヤの耳元で勇壮な“声”が鳴り響き、彼は真の「マーヴィーラン」として巨悪に立ち向かう。自らが描いた漫画のヒーローとなり、巨悪との対決に挑む漫画家の闘いを活写したインドのアクション映画。
ゆーへい:今回印象に残ったのは、“社会悪に民衆が立ち向かう構図”でした。劣悪な欠陥住宅に不満を訴える人々の声が、全然聞き入れられない場面などもとてもリアルで、悪徳政治家たちが市民の声を無視して、自分たちの選挙のためだけに政治をしているような姿が印象的でした。
宗教的な対立や自由を取り巻く環境など、インド社会が抱える複雑な背景がしっかり描かれていて、分かりやすく伝わってきました。
ゆーへい:キャラクターも、それぞれ個性的な人たちばかりで印象的でした。主人公のサティアは、気弱な一面がありつつ、“神の声”と呼ばれる天の声に導かれて、勇敢に戦う姿が描かれていました。
マンションの補修人・クマールもすごくコミカルで、表情や演技がとても面白かったです。さらに、悪徳政治家のジャヤコディも、しっかり“悪党”を体現していて、ちょっと笑ってしまうくらい振り切れていたのも良かったですね。
ゆーへい:気弱だった主人公サティアが、ヒーローとして成長していくテンポ感も心地よくて、全体的にエンタメ作品として完成度が高いと感じました。
自分の描いた漫画の“声”に導かれて、サティアが悪と対峙していく姿にも爽快感がありました。
インド映画といえばダンスが多いイメージがありましたが、今回は1~2回あるかどうかくらいで、控えめだったのも意外でした。
映画『マーヴィーラン 伝説の勇者』(PG12)は札幌シネマフロンティア7月31日(木)上映終了予定です!
週末興行ランキング3!!!!!
7月18日(金)から21日(月・祝日)まで
全国の映画館でたくさんの人に観られた映画はコチラ!
第3位:映画『スーパーマン』
累計、動員47万人、興行収入7.5億円!
アメコミ史上最も歴史のあるヒーローの活躍を、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ(14~23)のジェームズ・ガン監督が新たに描く『スーパーマン』です。
まずは10億円が目標ですね。
第2位:映画『国宝』
4週1位でしたが、ワンランクダウン!
累計、動員486万人、興行収入68億円を突破、70億は確実か?!
吉田修一が歌舞伎の世界を描いた同名小説を李相日監督が吉沢亮が主演、横浜流星と共演により映画化です。
第1位:映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
オープニング成績、初日成績、単日成績において、日本映画史上歴代1位を達成!!
公開4日間では、動員516万人、興収73億1000万円を記録!
すごいっ!数字が大き過ぎます。
全国の映画館もたくさん来てたし、コーラとか売り切れてましたね!映画館へたくさんのお客さん、次の映画につながれば映画館の未来は明るいと思います!
いま映画館で、みんなに多く観られている上映作品です、ぜひ、週末の映画選びの参考にしてみてくださいね!