舞台『千と千尋の神隠し』上海公演の出演キャストが解禁 千尋役は橋本環奈と福地桃子
2025年7月14日(月)~8月3日(日)中国・上海 上海文化广场(上海文化広場)にて上演される、舞台『千と千尋の神隠し』の出演キャストが解禁となり、千尋役で橋本環奈と福地桃子が上海の舞台に立つことが発表された。
2022年3月に世界初演として帝国劇場にて開幕した舞台『千と千尋の神隠し』。2024年公演は、3月に帝劇で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月~8月にロンドン・コロシアムで上演(135公演)を行った。ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。
その舞台『千と千尋の神隠し』が、中国・上海文化広場(上海文化广场)にて上演される。
上海文化広場(上海文化广场)は、主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されている。日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模となる。
東宝演劇の海外上演は、これまでも多数あり、現地キャスト・現地語上演の形で行われてきた。1972年にロンドン、1973年にロサンゼルスにてミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されている。だが、今回のように、日本上演時のプロダクションが、ロンドンに続き、中国において日本語による演劇を上演することは、東宝としても初挑戦となる。
そしてこの度、上海公演の出演キャストが発表。千尋役は橋本環奈、福地桃子、ハク役は醍醐虎汰朗、増子敦貴(GENIC)、カオナシ役は山野 光、澤村 亮、リン/千尋の母役は妃海 風、釜爺役は宮崎吐夢、湯婆婆/銭婆役は春風ひとみ、樹里咲穂、兄役/千尋の父役は堀部圭亮、父役役は吉村 直、青蛙役は元木聖也、頭役は五十嵐ゆうや、飯田一徳、坊役は庄司ゆらの、ほかが出演(樹里咲穂・飯田一徳・庄司ゆらのは初出演)。
さらに、千尋を中国の地でも演じる、橋本環奈と福地桃子よりコメントも到着した。
上海公演 千尋を演じるにあたってのコメント
■橋本環奈
この度『千と千尋の神隠し』の舞台を中国の皆様にお届けできる事、とても光栄に思います。
この物語は、異世界に迷い込んだ千尋が困難を乗り越えながら生きる力を呼び醒ます姿が描かれています。私自身、舞台上で千尋として歩む気持ちでこの役に向き合って参ります。
世界中で愛されている今作を中国の皆様にお届けできることを今からとても楽しみにしております。作品の持つ魔法のような魅力や、心に響くメッセージを、ぜひ劇場で感じていただけたら嬉しいです。
中国の舞台でお会いできることを心から楽しみにしています!
■福地桃子
舞台『千と千尋の神隠し』中国での上演が決定し、とても嬉しく身が引き締まる思いです。
私自身たくさんの愛をもらったこの作品と共に、多くの方と再び交流が出来ることがほんとうに光栄な事だと感じております。
ロンドン公演の際に日本の言葉や文化が好きだということを伝えてくださる現地の方が多くいた事が、心をとてもあたたかくしてくれました。
毎公演、カンパニーの皆さん、そしてご来場下さるお客さまも含めて、色々な組み合わせが生まれていきます。
新鮮な風をたっぷり、大切に抱きしめて、千尋という役に精一杯向き合って参りたいと思います。