蔵持小で獅子神楽披露 児童5人が子ども天狗役 今年は女児も 名張
三重県名張市蔵持町原出の市立蔵持小学校(児童数178人)で10月11日、近くの蔵持春日神社の秋祭りで奉納される獅子神楽が披露された。今年は同小の児童5人が獅子と一緒に舞う子ども天狗役を務めており、体育館に集まった他の全校児童から大きな歓声が上がった。
地域の伝統文化を学ぶ授業の一環。蔵持獅子神楽保存会のメンバーが舞の種類や使う道具などを説明した後、大人が演じる獅子が登場した。続いて児童が扮する5人の子ども天狗が登場し、寝ている獅子にちょっかいを出す様子など、息を合わせて演じた。
今年は2人の女児が子ども天狗役に取り組んでおり、同保存会によると女児の参加は初めてだという。天狗役を演じる高山紗和さん(8)=3年=は「パパが獅子舞の中に入っているので、かっこいいなと思ってやろうと思った。練習は大変だけど楽しい」、長岡楓佳さん(9)=同=は「最後の決めのところがかっこいい。初めは難しかったけど、だいたい覚えた」と話した。
本番となる蔵持春日神社での奉納は、宵宮の12日午後7時30分から同9時30分ごろ、本宮の13日午後3時から同5時ごろ。
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