東急、大井町線へ5両編成の「6020系」導入へ 9000系・9020系を置き換え
東急は28日、大井町線の各駅停車で使用している9000系・9020系を置き換えるため、5両編成の「6020系」を導入すると発表しました。
導入時期は2025年夏以降。車両数は18編成計90両で、現行の9000系・9020系は全て置き換えられる予定です。
車両は田園都市線の2020系、大井町線急行列車用の6020系(7両編成)、目黒線・東急新横浜線の「3020系」からなる2020系シリーズ同様に、車内には快適性を高めるため空気清浄機を設置し、座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用します。ドア上にはデジタルサイネージを配置し、多言語案内の充実を図るとともに、ニュースや天気予報など充実した情報サービスを提供します。
安全面では、車両機器を常に監視できる大容量情報管理装置を採用。車両故障の未然防止を図ることで運行の更なる安定化を図ります。現行の9000系や9020系と比較すると、騒音も低減され、使用電力の削減にも貢献する、環境に優しい車両です。
デザインは丹青社が監修しており、大井町線急行列車用の6020系(7両編成)同様、エクステリアは、コンセプトカラー「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を基調としています。先頭形状は丸みを帯びた柔らかみのある顔をイメージしており、ラインカラーであるオレンジの帯を車両前面と側面に施しました。
インテリアは、東急線沿線の風景をイメージした座席や照明も含めた車内全体のカラーコーディネートにこだわり、親しみやすさと心地良さが感じられるデザインを採用しています。
(画像:東急)