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ジム・キャリー、『マスク』新作復活に前向き ─ 「正しいアイデアを持っている人がいれば」

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ジム・キャリーは、自らの出世作『マスク』(1994)続編での再演を前向きに考えているようだ。米に向けて語っている。

ダークホースコミックスの同名作を原作とした『マスク』は、キャリーと、共演のキャメロン・ディアスがともにブレイクするきっかけとなった作品だ。真面目でお人よしの銀行員スタンリー(キャリー)は、謎に満ちた古代の仮面を発見する。その仮面を何気なく被ってみると、スタンリーが猛烈な竜巻と共に、“マスク”というハイテンションで変幻自在の怪人へと変身する。超人的な力を手に入れたスタンリーは、その力を借りて、一目惚れした歌手のティナ(ディアス)にアタックしていく…。

キャリーお得意の顔面七変化や、コミカルなパフォーマンスが炸裂する本作は、今もキャリーにとって重要な作品である様子。「再びマスクをかぶるには何が必要か」と問われ、「正しいアイデアに違いないですね」と返した。

「誰が正しいアイデアを持っている人がいればいいですね。お金の問題ではないですよ。お金のことは冗談ですからね。でもどうだろう、こういうことって断定できないんですよ。僕も引退したいとは言ったけど、どちらかというと”力を休ませる”ことについて話していたんだと思います。というのも、いいアイデアが浮かんだり、一緒に仕事をして楽しいと思える仲間ができたりすると、すぐに状況って変わってしまうものですから。」

事実、キャリーは2022年に「僕はもう充分やった」とを示唆した過去がある。しかし2024年2月にはその発言をし、ドクター・ロボトニック役で再演する『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ第3作『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』が間もなく日本公開となる。

この度のコメントは常に陽気でユーモアに溢れるキャリーが、一つ一つの作品をいかに慎重に選んでいることが窺える。良いアイデアや、真摯に作品に取り組める製作環境次第で、『マスク』続編も今後十分期待できそうだ。

なお、キャリーは、これまで演じてきた中で再演したいキャラクターを尋ねられた際に、「グリンチを上手くやれたら」と。当時は大がかりなメイクでろくに呼吸もできなかったものの、現代ならモーションキャプチャなどの技術を駆使して、もっと自由にできそうだと抱負を語っている。

『マスク』も、当時アカデミー賞で視覚効果賞にもノミネートされたSFⅩが話題となったが、最新技術をもってすれば、まだまだ斬新で画期的な作品へと発展しそうだ。「正しいアイデア」の到来を待ちたい。

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