来週(6月9日~) 日本のテレビで放送開始「本国で高視聴率」韓国ドラマ5選
視聴率は、ドラマに対する視聴者の信頼や評価に直結すると言っても過言ではない指標の1つ。
韓国では、テレビで視聴する人が減少し、過去の作品と近年の作品では獲得できる数字が異なっているが、各時代において高視聴率作品と言われたドラマは、リアルタイムで観たいほど楽しみにしていた人が多い証拠。
それだけ愛されていたのであれば面白いに違いないと、作品選びの参考にしている人は多いのではないだろうか。
そこで本記事では、来週CS・ローカル局で放送される予定のラインナップのなかから、本国で高い数字を叩き出した韓国ドラマを5つピックアップして紹介する。
20%台~9%台まで大きな開きはあるが、いずれも韓国放送当時にドラマファンを魅了した作品ばかりだ。
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赤い袖先 (MBC/2021)
『赤い袖先』は、最高視聴率17.4%を記録した大ヒットロマンス時代劇。朝鮮第22代国王イ・サンと、彼に仕えた宮女の切ない愛を描いて視聴者を虜にした作品だ。
ジュノ(2PM)が描き出した威厳と色気溢れる王、イ・セヨンが熱演した強い信念を持ったヒロインが愛する人を前に、何を選択しどう生きるのかが見どころ。韓国の伝統的な色彩をベースにした感嘆せずにはいられない映像美と相まって、美しいラブストーリーに仕上がっている。
●キャスト:イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年6月10日(火) 6:00 (追っかけ放送)
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
雲が描いた月明り (KBS/2016)
『雲が描いた月明り』は、最高視聴率23.3%を叩き出した青春ロマンス時代劇。世子と内官の予測不可能な恋をトキメキたっぷりに描いて好評を得た作品だ。
特に主演を務めたパク・ボゴムのツンデレ演技が大きな話題となったことで知られており、本作を観て彼のファンになったという人も。身分差のある恋や三角関係、男装女子などドラマチックな要素とともに、物語をより一層盛り上げている。「パク・ボゴムの右に出る者はいない」とまで一部視聴者に言わしめた彼の韓服姿にもご注目。
●キャスト:パク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン、チェ・スビン、クァク・ドンヨン 他
●日本初回放送情報:テレ玉/2025年6月10日(火) 10:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
オクニョ 運命の女 (ひと) (MBC/2016)
『オクニョ 運命の女 (ひと)』は、放送期間中全話2桁台で推移し、最高視聴率22.6%を記録したチン・セヨン&コ・ス主演のフュージョン時代劇。朝鮮時代に監獄で生まれ育った主人公の苦悩や成長、愛と人生を描いた作品だ。
社会的弱者を救うヒーロー的要素に、権力闘争と陰謀、出生の秘密、アクションにコメディー、人間ドラマやロマンスまで様々なジャンルがミックスされ、取っ散らかることなく1つにまとまっているクオリティーの高さが特徴。話数は多いが、一度観はじめると完走せずにはいられない面白さを持っている。
●キャスト:チン・セヨン、コ・ス、キム・ミスク、チョン・ジュノ、パク・ジュミ 他
●日本初回放送情報:チャンネル銀河/2025年6月13日(金) 21:30~23:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
テプンの花嫁~愛と復讐の羅針盤~ (KBS/2022)
『テプンの花嫁~愛と復讐の羅針盤~』は、2022年度下半期視聴率No.1のドロ沼劇。全話通して大きな変動なく安定した数字を獲得し、最高視聴率15.7%という好成績を残した作品だ。
実の父を殺された主人公が、その犯人で育ての親に復讐を誓い、愛と憎しみの間で運命を切り拓こうとする愛憎劇。悪役に扮した役者陣の演技が物語への没入度を高めたとの評価で、複雑な家族関係や秘密、愛が絡み合う韓ドラの鉄板要素とともに、多くの視聴者の関心を刺激した。
●キャスト:パク・ハナ、カン・ジソプ、パク・ユンジェ、オ・スンア、ソン・チャンミン 他
●日本初回放送情報:テレビ神奈川/2025年6月9日(月) 13:30
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
こんなに親密な裏切り者 (MBC/2024)
『こんなに親密な裏切り者』は、口コミでファンを増やし、自己最高記録である視聴率9.6%で最終話を迎えた犯罪スリラー。韓国最高のプロファイラーが、殺人事件に関わる我が子の秘密と向き合い、信頼と疑心の間で葛藤する姿を描いたハン・ソッキュ主演作だ。
家族だからこその複雑な心理や、真犯人の予測を困難にするどんでん返し、徐々に明らかになっていくミステリー的展開、そして、新たな手掛かりと関連する登場人物など、様々な要素が絡み合った構成で最後まで目が離せない。手に汗握るストーリーとその結末が、深い余韻を残すだろう。
●キャスト:ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、オ・ヨンス、ノ・ジェウォン 他
●日本初回放送情報:KNTV/2025年6月14日(土) 前7:00~11:55 ※4話連続
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。
(ライター/西谷瀬里)