長田『ユリヤ』には“神戸のソース”も勢ぞろい!200種以上のソースからお気に入りを探せます 神戸市
関西人が大好きなソースですが、「神戸の洋食文化から“ソース”がスタートした」ということは意外と知らない人も多いのでは?今回取材した『ユリヤ』(神戸市長田区)は、神戸発祥のソースをはじめ、200種類以上のソースを販売している全国でも珍しいお店です。
率直に「ソースってこんなにあるの?」と思うほどのラインナップ。一つひとつ味わいも使い方も違い、加えてそれぞれの好みも違うー。今回は神戸のソースと、その奥深い魅力について学んできました。
同店は長田神社前商店街にあり、店先にはすでに様々なソースがずらり。取材時も入店前から“ソースの口”になってしまいました。
同店は昭和21年創業。食料品店として営業を開始した当初は、店で取り扱うソースの種類もここまで多くはなかったそう。
「震災後、神戸を離れた人から“神戸のソースを送ってくれないか”という電話があり、その時から神戸の文化ともいえるソースを意識するようになりました」と店主の中島さん。
現在、店には関西のソース200種以上の取り扱いがあり、一般の方はもちろん飲食店の方からも相談を受けるほどなのだとか。同店オリジナルのソースも販売されていますよ。
こちらに並んでいるのは神戸で作られているソースの数々。この日はそれぞれの味わいや歴史について教えていただきました。
まずは日本最古のソースメーカー・阪神ソース。洋食用のウスターソースが作られたことが始まりで、こちらの「敬七郎ウスターソース」は当時のレシピそのままの味を楽しめます。
ニッポンソースは「くどくないのにしっかりとガーリックの味わいがあり、鉄板で焦げたソースの香りには”昭和感”を感じられます」と中島さん。なんともマニアックですが、それを聞いてどこからかソースの香りが漂ってきたのは記者だけではないはずです…!
基本は一升瓶でしか販売されていないそうですが「多くの人に手に取ってほしい」という中島さんの思いがあり、同店限定で小さいサイズが販売されています。色々なソースを試してみたいという人にはおすすめです♡
また、たった1人で製造されているというプリンセスソースは「スパイス感もありながら、フルーティで甘めな味わい」とのこと。
さらにブラザーソースは「万人受けする正統派」、”神戸のソース”といえば思い浮かぶ人も多いばらソースは「スパイシーで酸味が特徴」など、それぞれの味わいと良さについての説明を受けながら、好みのソースを選ぶことができますと♡
「ソースは洋食文化からスタートした、いわば”神戸のB面”みたいなもの。神戸のお土産として購入するのもおすすめですし、こだわりなく色々なソースを試してほしいです」とのこと。
神戸が誇るいろいろなソースを試し、お気に入りを見つけてみたいです♡
場所
株式会社 ユリヤ
(神戸市長田区五番町8-1-6)
営業時間
10:00~19:00
定休日
日曜日