「トイレスタンプ」を実際に使って気づいた“2つのNG”「逆効果になることも…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。トイレ掃除の手間を軽減してくれる「トイレスタンプ」。水を流すたびに便器を洗浄するため、ラクに清潔感を保てます。しかし、間違った使い方をすると逆効果になる可能性も……。ここでは、実際に使ってみて分かった「トイレスタンプの注意点」についてご紹介します。
トイレスタンプのメリット
トイレスタンプは、便器にジェル状の洗剤を貼り付けるタイプの洗浄剤です。便器内に洗剤がとどまるので、用を足して水を流すたびに便器を洗い流してくれます。
コーティング効果もあるため、汚れがつきにくくなるメリットも。
トイレ掃除の手間を省ける便利なクリーナーであることは間違いありませんが、使い方には少しコツが必要です。
使用方法を誤ると本来の洗浄効果が得られないどころか、トイレが汚れる原因になることも。逆効果になってしまえば、元も子もありません。
気を付けて!トイレスタンプの注意点
NG1.水がはねる位置に貼り付ける
トイレスタンプは、便器内のどこに貼り付けるかが重要。スタンプの場所によっては、便器内の水が飛び散り、床や壁が汚れる場合があります。
前方・後方・横どこでもスタンプできますが、わたしの経験上だと便器のふち付近(上部)は水がはねやすいです。スタンプに引っかかった水が飛び散って、飛んできた経験があります。
また、水の噴き出し口付近にスタンプをするのも避けましょう。薬剤が噴き出し口をふさいだり、水の流れでスタンプが落ちてしまったりする恐れも……。こういったデメリットは、少し距離をあけてスタンプするなどくふうすると解決できるはずです。
NG2.掃除をさぼる
トイレスタンプを使っても、こまめなお手入れは必要です。防汚効果が得られるのは便器内だけなので、便座はしっかり汚れます。
また、スタンプの効果は12日間が目安ですが、5人家族のわが家は1週間ちょっとしかもちませんでした。使用頻度によっては薬剤の減りが早いです。
トイレスタンプはそれほど安い商品ではないこともあり、個人的にはコストが気になりました。
トイレスタンプは正しく使おう
使い方しだいでトイレ掃除の負担を軽減してくれるトイレスタンプですが、使い方には気を付けるべき点がいくつかあります。
「トイレスタンプをしているから大丈夫」と、掃除をさぼりすぎるのもNG。トイレスタンプはあくまでも、清潔感をキープする手助けをしてくれるものです。
トイレスタンプを使うときは、本来の洗浄効果が半減しないよう薬剤を貼り付ける場所にも注意してください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア