家での揚げ物「あまった油はどうするの?」
●【6月30日は夏越ごはんの日】一年後半の無病息災を願って食べるごはん
1年の折り返しの日である6月30日は、全国各地の神社では半年分の厄落としをする「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事が行われます。穢(けが)れを落とすために、茅(ちがや)で編んだ「茅の輪くぐり」をするものです。この「夏越の祓」の日に一年の後半を無病息災に過ごすことを願って食べるのが「夏越ごはん」。「茅の輪」をイメージした夏野菜を使った丸いかきあげを雑穀ごはんにのせて、しょうがの効いたたれをかけるというのものです。
主婦が本気で求めるのは「処理がいらない揚げ油」?
最近は「夏越ごはん」が食べられる飲食店も増えているのですが、家でやるとなると「かきあげ」を揚げるのがネックになりそうです。揚げている間のことや、油の片づけを考えると、ちょっと躊躇してしまいますよね。
口コミサイト『ウィメンズパーク』で、「わが家の揚げ物事情」を聞いてみました。
「わが家は、揚げ物は普通にします。メインが揚げ物だと逆にラクです。夕飯が揚げ物メインの日に、ついでに揚げて漬け込む感じで南蛮漬けも作ります」
「うちは、揚げ物もよくやるのですが、コロッケは子どもの大好物です。じゃがいもはチンしてマッシュにするので簡単。挽肉と玉ネギのみじん切りをフライパンで炒めるのが手間ですが、あとは混ぜて塩コショウして、うちは、なかにチーズを入れて丸めて揚げます」
家で揚げ物をするとレパートリーが増えますよね~。
では「揚げ物しない派」の意見は?
「唐揚げ・素揚げはするけど、衣つけて揚げるのは殆どしません。天ぷらもカツも買った方が美味しい。コロッケなんてお値段も考えたら絶対作らない」
「揚げ物、3人家族なので、もろもろの手間を考えたら、買ってくるか外食の時に食べる方が断然ラク。揚げ焼きなら、何とかやりますけどね~」
やはり家で揚げ物をするときに避けて通れないのが、「残った油どうする?」問題。
「油の後始末の必要ない揚げ油がほしい!揚げ物が大好きなわが家では、揚げ油の始末が面倒くさくて…」
まさにこれがみなさんの本音かと……。
「わが家は、必要最低限の油で揚げ焼きし、残った油はこしてオイルポットで保存。短期間で、炒め物などで消費しちゃいます」
「うちは揚げ物は、ドーナツ→天ぷら→コロッケ→トンカツ→唐揚げ、等、油が汚れにくいものから使います。最終的には、かなり少なくなりますが、野菜炒めや炒飯に使うので、油は捨てた事が無いです」
なるほど。油は捨てずに炒め物などに使うのですね。
でも、こんな意見も。
「揚げ物をしないor揚げ焼で使い切る。そもそも食材の油脂分でまかなう場合も多いため、食用油もほとんど使いません」
油の処理をためらうなら、やはり少量の油で「揚げ焼きする」が折衷案でしょうか。
たまには家で揚げ物したいですもんね。
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。