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「やっと会えた!」~陣痛促進剤、陣痛、破水、緊急帝王切開を乗り越えて~

たまひよONLINE

Axiara/gettyimages

ふたりの娘と夫と4人暮らしのママライターのHAPPY FLOWERです。
妊娠中、大きなトラブルもなく、臨月をむかえられた私は、里帰り出産をするために、実家に戻ってきました。

予定日が近づいても出産の兆候がない不安な日々


予定日が近づいても、全く出産の兆候があらわれません。出産予定日がちょうど健診の日になっていたので、陣痛促進剤を使って、陣痛を起こすための入院日を予約することになりました。毎日毎日、「早く出ておいで、待っているからね。」とおなかをなでながら話しかけました。いつ陣痛が来てもおかしくないのに、日にちだけが過ぎていきます。「私の赤ちゃんにはいつ会えるのかな?」不安は増すばかりです。気がつくと妊娠40週目が終わろうとしていました。そして、入院する日になっても兆候はありませんでした。

もうすぐ会える!?入院、陣痛促進剤、陣痛、破水


入院1日目、朝から陣痛を起こすための陣痛誘発剤を服用しはじめました。特に痛みもなく過ぎていきました。2日目はいよいよ陣痛促進剤の点滴がはじまりました。早く赤ちゃんに会いたい一心で、点滴スタンドを押して、病院の廊下を歩きました。しかし、まだまだ我慢できるくらいの痛みがときどきやってくる程度です。私は本当に出産できるのだろうか?不安で不安で仕方ないまま、入院2日目が過ぎていきました。3日目の早朝から点滴の量をどんどん増やしていきます。だんだんと陣痛の痛みが強くなりますが、子宮口はなかなか開きません。痛みが増し、いま何時なのかも分からなくなりました。気がつけば夜が明け、少しずつ明るくなってきたころ、突然、破水しました。

やっと会えたね!緊急の帝王切開手術をのりこえて


入院4日目の朝。破水し、陣痛も来ているのに、子宮口がなかなか全開にならない状態が続きます。実際にいきんでみるものの、うまくいきません。「お母さんの体力が心配なので、緊急の帝王切開にきりかえましょう」という先生の判断。
バタバタと緊急手術への準備がはじまりました。陣痛に耐えながら、手術の承諾書にサインしたことを覚えています。手術室にむかうあいだも、陣痛は続き、赤ちゃんが「早くお母さんに会いたいよ!」と叫んでくれている気がしました。手術室に入ってから、30分。手術室に大きな産声が響き渡りました。自然と涙があふれ、待ちに待ったわが子に会えたという喜び、幸せがこみ上げてきました。「やっと会えたね!」

元気いっぱいの泣き声あなたを抱っこできる幸せ


手術を終え、病室に戻ってきました。睡眠不足で、体も疲れているはずなのに、気持ちが高ぶってなかなか眠ることができませんでした。「私、やっと赤ちゃんに会えたんだ。」と、ぺたんこになったおなかをさわると実感しました。術後の痛みをこらえながら、子どもを抱っこしたとき、いままで感じたことのない幸せな気持ちでいっぱいになったことを覚えています。元気に泣くわが子は本当にかわいくて愛しくて、辛かった3日間を忘れてしまうほどでした。緊急の帝王切開手術での出産になり、気持ちの整理をつける時間がなく、戸惑ったこともありました。しかし、愛しいわが子にぶじ会えたとき、「どんな出産スタイルであれ、それは立派なお産なんだ。」と実感できました。

私は陣痛促進剤からの陣痛、破水を経験し、緊急の帝王切開での出産となりました。入院してから出産にいたるまでは、辛い思いもたくさんしましたが、母子共に無事、元気に会えたことは何よりうれしく、幸せなことだと思っています。病院の先生方をはじめ、支えてくれた家族に感謝でいっぱいです。子どもが大きくなった時に、「あなたに会いたくて、会いたくて頑張ったんだよ」と話してあげられるように、私らしく、楽しく、子育てしていきたいです。

[HAPPY FLOWER * プロフィール] 
元気で明るい2人の娘と夫と4人暮らし。
「毎日楽しく、子育てを楽しむ」をモットーに過ごしています。
緊急の帝王切開での出産体験記を書きました。
どんな出産スタイルであれ、母子共に元気に無事にのりこえられたことに感謝です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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