松林小学校6年1組 開校130周年グッズを販売 手作りのコースターなど
茅ヶ崎市立松林小学校6年1組の児童らが同小の開校130周年を記念してオリジナルグッズを制作し、3月8日、9日に行われた松林公民館まつりで販売した。
児童らは、昨年5月から周年事業として「形に残ることがしたい」とオリジナルグッズを発案。コースター、シュシュ、ミサンガに加え、同小がモチーフの11種類のステッカーを制作した。「せっかくなら地域の人にも広めたい」と公民館まつりの主催者に依頼し、出店が決まった。その後児童らは、制作や広報・宣伝、販売など担当に分かれ、総合の授業やすきま時間を使い、約4カ月かけて準備を進めていった。
1日目はあいにくの雪に見舞われたものの、予想をはるかに超える9200円の売り上げを記録。2日目は6550円で、2日間併せて442人が来店した。グッズは途中で完売し、追加制作したという。
制作を担当した佐藤月(る)
梨(な)さんは「作るのは難しかったけれど、思っていたよりもたくさんの人が来てくれてうれしかった」と話した。また広報を担当した小竹日向恵さんは「みんなで真心こめて作ったものが地域の人に届けられてよかった」と話し、販売を担当した後藤勇心さんは「たくさん感謝されてうれしかった。卒業前に楽しい行事ができてよかった」と笑顔を見せた。
担任の亀田理久教諭は「地域の方と積極的に交流できた。卒業前に貴重な体験ができたと思う」と語った。
今回の売り上げ金は今後、児童らの「松林小学校のために何か還元したい」という意向を受けて、寄贈品の購入などに充てる予定だという。