ティモシー・シャラメが「若き日のボブ・ディラン」を熱演 名曲弾き語りの本編シーンもあわせた『名もなき者』特別映像
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の特別映像が解禁された。
名匠が世界に送り出す最新作
アカデミー賞🄬ノミネート監督であり、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドが、主演にティモシー・シャラメを迎えて世界に送り出す最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が2月28日(金)より全国公開される。
解禁されたのは、ボブ・ディランの代表曲とも名高い「風に吹かれて」を弾き語る姿を捉えた本編シーンと、シャラメを始めとしたキャスト・スタッフらがディランと本作への想いを明かす特別映像だ。
第97回アカデミー賞🄬で主演男優賞にノミネートされたシャラメ演じるボブ・ディラン、そして、同じく第97回アカデミー賞🄬で助演女優賞にノミネートされたモニカ・バルバロ演じるジョーン・バエズ。
2人はアパートの一室で親密な関係を感じさせる装いのまま、音楽と出会った過去について語りあっていく。実力と才能を認め合い、対等な関係で接する2人の間には彼らにしか生み出せない世界が広がり、観る者を映画の世界へと惹きつけていく。
そんな中、バエズが、まるで挑発するかのようにディランへと差し出したのは部屋に残されていた1枚の紙。それを見て、流れるような仕草で奏でられたのはボブ・ディランの代表曲とも名高い名曲「風に吹かれて」だ。静かに寄り添い、歌を重ねていくバエズとディラン。演じたシャラメ、バルバロの見事なデュエットを堪能できる注目の1シーンが到着した。
本編シーンの後に続くのは、主演のみならずプロデューサーとしても本作に名を連ねたシャラメが、ボブ・ディランについての想いを明かす特別映像だ。マンゴールド監督、エル・ファニング、モニカ・バルバロが言葉を続け、ジョニー・キャッシュ役を演じたボイド・ホルブック、エドワード・ノートンらの姿も映し出されている。
スタッフの想い
シャラメは、「この映画が扱うのは1961年から65年だ。どの時代のボブが好きかによるけど彼の人生で最も記録の少ない時期だ」と本作がディランの伝説の始まり=青春時代を描いた作品であると語り、マンゴールド監督も「その時期は、彼の人生とフォークの歴史においても面白い。一人の若者が大都市にやってきた。所持金2ドルのその流れ者がニューヨーク音楽会の王者となる」と明かしている。
マンゴールド監督は伝説の始まりとなるディランの青春時代を、数々の名曲とともに辿るエンターテイメントとして見事に昇華させ、ディランの素顔に迫る青春映画として他と一線を画す作品を誕生させた。
「当時の音楽と時代の精神、さらに、枠に収まらない男の精神も描いた」とプロデューサーとしての視点も踏まえて明かすシャラメは、「ボブ・ディランは人気が高く崇められている。生きた映画でなきゃ! 挑戦して良かった。ボブ・ディランへの忠実な讃歌さ。彼の音楽を人々に聴いてほしい。一生の宝になるよ」と、改めてディランへの敬意と本作への意気込みを語り、映画公開への熱い想いと自信を覗かせている。
本作では、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。
ボブ・ディラン本人も製作に協力し、2月14日(金)現在、全世界での興行収入が1億ドルを突破。1月17日(金)公開のイギリスでも3週連続No.1大ヒットとなっている。
先日の第97回アカデミー賞🄬ノミネート発表において、最高賞となる作品賞をはじめ、監督賞(ジェームズ・マンゴールド)、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)、助演男優賞(エドワード・ノートン)、助演女優賞(モニカ・バルバロ)、脚色賞(ジェームズ・マンゴールド、ジェイ・コックス)、音響賞、衣裳デザイン賞の8部門にノミネートを果たした。
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日(金)より全国公開