【山鹿市】自家製パンと農園野菜のごちそうのマリアージュに心ときめく!「パンと野菜のレストラン Oxalis(オキザリス)」
お料理に合わせて、それに合うワインを選んで提供してもらえるペアリング。 お料理とワインを堪能しながら、相乗効果で、お料理やワインの美味しさがより引き立ち、奥行きが広がる魅力がありますよね! お酒のペアリングはよく聞きますが、なんと、お料理に合わせて自家製のパンをペアリングしてもらえる、素敵なレストランが山鹿にありますよ!
ツタの葉に覆われた隠れ家レストラン
「パンと野菜のレストラン Oxalis(オキザリス)」は、山鹿温泉さくら湯の近くに、今年4月27日にオープンしたばかりの山鹿のニュースポット。
ツタの葉に覆われた隠れ家的なレストランです。 駐車場はないので、近くのコインパーキングをご利用ください。 「ここがお店だよね?」と近づいてみると…
看板も出ていてひと安心!
この奥に白い扉があるので、ここから中へと入ります。
店内は、テーブル席が4席に厨房とカウンターがある、こじんまりとしたつくりになっています。
カウンターには菊鹿や玉名のワインなど、たくさんのボトルが並んでいます。 関東で修行された若いご夫婦が営まれているお店で、奥様が料理を作られ、ご主人がパンを焼かれています。
華やかな料理と自家製パンのコース料理
メニューの方は、パスタランチ1,600円~と、お手頃価格のランチもありますが、今回は予約限定のコースランチをいただいてみることに…。 季節のアミューズ2品に、サラダ、パスタ、メイン、自家製パン、デザート、そして食後のドリンクがついて、3,500円になります。
自家製のジンジャエールと赤紫蘇ジュースがあったので、まずはこちらを別途注文。 自家製ならではの、素材の味が活きたドリンクです。 笑顔で迎えていただき、コーススタート前に、アレルギーや苦手な食材がないかなど、再度丁寧に確認していただけて、あたたかいおもてなしの心にも感激でした。
まず一品目のアミューズは、自家製パンとナスのアイス、れんこんチップ添え。 「えっ、ナスのアイス…!?」と一皿目から驚かされましたが、これが思わず目を見開いてしまうほどの絶品!!!ひんやり甘いのに、しっかりとナスの風味がして、なにこれ!?びっくり…! 石のプレートにも驚かされましたが、こちらはなんと、富士山の石なのだそう。 食べ終わったあと、「お皿をお下げしますね」と声をかけていただきましたが、お皿なのかなんなのか…。不思議な世界です。
そしてアミューズ2品目は、パテ・ド・カンパーニュ。 こちらもしっかりとお肉の旨味が感じられて、「パンと食べたいなぁ…」と思っていた絶妙のタイミングで、自家製のパンを提供していただきました。
こちらは、チャバタと言われるイタリアの高加水パンで、しっとりしていてモチモチ! 小麦は、保水性の高い北海道産のキタノカオリを使われているのだそうです。 続いて、野菜たっぷりのサラダ。
野菜は、奥様のお父様がされている農園の野菜を使われているそうで、その数なんと20種類!
レタスやラディッシュ、今しか食べられないオクラの花に、おばあちゃん直伝というゴーヤの味噌よごしなども入っていて、野菜が盛りだくさん!ビーツを使ったドレッシングに、ハモのフリットや、中にはライスまで入っていて、楽しみながら味わえるサラダでした。
そして、このサラダに合わせて提供されたパンがトマトパン。トマトの水分だけで作ったというパンは、酸味があってとても爽やかな味わいでした。
そしてこちらは、しらすとフレッシュトマトのペペロンチーノ。 さわやかなトマトにしらすの旨味、そしてアスパラのローストとケールがアクセントになっていて、こちらも絶品! こちらのペペロンチーノに合わせ、フランスパンとフォカッチャを出していただきましたが、このパンもまた香ばしく、もっちりとしていて最高! 料理だけでも最高に美味しいのに、こんなにたくさんの種類のパンを楽しめるのが、さらにまた贅沢です。
メインにデザートまで大満足のコース
そしてメインは、九州産の若鶏。
バターナッツのソースと生姜のソースが添えられていて、香ばしく焼かれた鶏肉との相性も最高です。 ローストされた玉ねぎも、驚くほど甘い!
こちらのメインに合わせて提供されたパンは、しっとりした食パンと、生姜の甘煮が入ったフォカッチャ。 お肉の生姜ソースとのマッチングがまた素敵です。 そして最後は、和紅茶とともに、デザートのカッサータ。
水切りヨーグルトに、ドライフルーツやナッツ、ホワイトチョコレートを混ぜて作られたというカッサータは、ヨーグルトの酸味と、ホワイトチョコのとろけるような甘さ、そしてナッツの食感が素敵なハーモニーで、これまた幸せになれる味。 山鹿のシャインマスカットに、ペンタスという赤いエディブルフラワー、そして、クローバーのようなかわいい野草のカタバミが添えられています。 カタバミの英名が店名の由来ともなっている「Oxalis(オキザリス)」で、花言葉は「喜び」なのだそう。 文字通り、たくさんの喜びをいただけたお店で、お料理、自家製のパン、接客…すべてが感動的でした! 関東でパンの修行をされ、腕を磨かれたオーナーシェフ・藤崎公四郎さんと、山鹿出身の料理人である奥様が、真心を込めて接客しながら、美味しいお料理と自家製のパンを提供してくださる、山鹿の新たなスポット。 美味しいものを味わう喜びを、心から感じられるお店なので、ぜひ一度行かれてみてくださいね!