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『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズ潜水シーン、何も見えていなかった ─ 「ライトで目が見えない状態に」

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稀代のスーパースター、トム・クルーズは常に前代未聞のアクションに挑み続けている。シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』で見せた驚異の潜水スタントにも想像を絶するチャレンジがあったようだ。

『ファイナル・レコニング』では、前作『デッドレコニング』にてエンティティ(それ)にアクセスできる2本の謎めいた鍵を手にしたイーサン・ハント(トム・クルーズ)の運命が描かれる。世界の破滅を防ぐため、イーサンはベーリング海の底に沈んだという潜水艦を探索することとなる。

米トーク番組に出演したクルーズは、ホストのジミー・ファロンとともに極力ネタバレを避けながら撮影秘話を明かしている。ファロンが「これはまた全く別の物語でしたね」と評した潜水シーンは息詰まる水中での展開が20分続く。クルーズは「はるか昔、サイレント時代にさかのぼるような」と、その静けさを表現しているが、撮影も壮絶だったようだ。

「潜水艦とともに、巨大なセットを作りました。このシーンを撮るために世界で一番大きな水槽を作ったんです。皆さんが湖のシーンで見ているものです。水中に沈んでいて、潜水艦が回転しているんです。」

「すごかったですよ、水が入ってくると重力で潜水艦が動いちゃって……なんてクレイジーなんだ!」と興奮が止まらないファロンに対し、クルーズも「中にライトが入っているから、皆さんには僕のやっていることが見えるんですよ。あらゆるテクノロジーを創り出したんです。上空25000フィート(約7.62キロメートル)の飛行機から飛び降りた『フォールアウト』からたくさんのものを持ってきました。ヘルメットとかライトとかを作って次回作で水中でも使えるように取っておいたんです」と、一気通貫した製作現場についても言及した。

「でもね、見えないんですよ。ライトの反射で見えないことが何度もあったんです。だから目が見えない状態みたいになっていて、セットでの状況を把握するのに時間がかかりました。要領をつかもうとするので、撮影しているときは大変でした。

それにスーツですね。濡れているので125ポンド(約56.7キログラム)にまで重量が増すんです。トレーニングとか準備を考える必要があったので、開発に時間が何年もかかりましたし、プロデュースもやっているので、それもまた大変で。明日も早いからもう寝なきゃって。」

クルーズは以前にも当該シーンにて「自分の二酸化炭素で呼吸している」といた。呼吸もままならず、さらにライトで視界もおぼつかない状態で激しいスタントをこなした上に、作品全体のプロデュースも手がけていたとは偉業というほかない。

クルーズは本作の危険な空撮シーンでも笑っているところを監督のクリストファー・マッカリーから怒られたというも明かしていたが、潜水シーンではさすがに笑顔は見られなかっただろうか。だとしてもクルーズなら、存分に楽しんで取り組んだことが予想される。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は大ヒット公開中。

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