新『ベスト・キッド』映画、ダニエル&ミスター・ハン&新主人公が夢の集合 ─ オリジナル版、リブート版、ドラマ版がここに繋がる
映画『ベスト・キッド』シリーズ最新作『Karate Kid: Legends(原題)』より、初の場面写真が公開となった。オリジナル版でダニエル・ラルーソー役を演じたラルフ・マッチオ、リブート版でミスター・ハン役を務めたジャッキー・チェン、そして本作で新たな主人公を演じるベン・ワンが一堂に会する姿がお披露目されている。
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本作はニューヨークを舞台に、空手大会に出場する少年リー・フォン(ベン・ワン)に焦点を当てた物語。自分の力不足を悟ったリーは、カンフーの師匠であるハン(ジャッキー・チェン)に助けを求め、ハンはダニエル・ラルーソー(マッチオ)に協力を依頼することになる。こうしてリーは2つのスタイルを融合させた新しい戦い方を学び、究極の格闘技対決に挑む。
米にて公開された初画像の1枚目には、人混みの中でニューヨーク5区のパンフレットを手にしたダニエル、それを覗き込むハン、そして2人の間に挟まれたリーの姿が捉えられている。2枚目には道着を着たリーが屋上でハイキックを披露するシーン、3枚目にはリーがハンから指導を受けるシーンが確認できる。
オリジナルの『ベスト・キッド』(1984)は、高校生のダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)が、空手の達人ミスター・ミヤギ(パット・モリタ)から手ほどきを受け、空手大会を目指す物語。のちに続編3作が製作され、2010年にはジェイデン・スミスとジャッキー・チェンによるリメイク版も公開された。また、第1作の34年後を描くのTVシリーズ「コブラ会」(2018-)も人気を博しており、3部構成のシーズン6で完結を迎える。本作は、これらがクロスオーバーを果たす注目作だ。
本作の時系列は、2025年に配信予定の「コブラ会」フィナーレの後。両作品がどのように繋がるのか、監督のジョナサン・エントウィッスルは次のように語っている。
「映画とシリーズがひとつのファミリーになるアイデアにワクワクしました。『コブラ会』のチームとは、映画の中でできるクールな演出や、全体的に一体感を持たせられるようなアイデアについて、かなり細かく話し合いました。そして『コブラ会』に長年携わってきたラルフ(・マッチオ)は、作品に非常に精通しています。彼らはその過程で少しずつ関わってきました。僕たちが話し合ったことはすべて、ラルフを通じて、あるいは会話を通じて、何らかの形で映画に盛り込まれています。このユニバースに新たな作品が加わったことに心から興奮しています。」
なおマッチオによれば、本作には故パット・モリタが演じたミスター・ミヤギの精神も引き継がれているとのこと。ダニエルが他者に教えることで、「善意をつなぎ、レガシーを称え、ミヤギ道や彼の人生がダニエルにもたらしたことのすべてをやり遂げたい」といた。ファンにとってはたまらない内容となりそうだ。
そのほか出演者は(2019-)のミンナ・ウェン、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーら。監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)などで知られるジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバーが務める。
映画『Karate Kid: Legends(原題)』は2025年5月30日に米国公開予定。
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