福岡「博多祇園山笠あるある4選」期間中は献立からキュウリが消える?!
福岡市内の夏のお祭りといえば、「博多祇園山笠」。7月1日から博多の街が熱くなり、7月15日に感動のグランドフィナーレを迎えます。今回は、博多祇園山笠に関するあるあるをご紹介します。
博多の街で長法被姿の人を見かけるようになった時のワクワク感
毎年7月1日から15日にかけて福岡市で開催される博多祇園山笠。
鎌倉時代に、疫病が流行した際に聖一国師(円爾…承天寺の開祖)が施餓鬼棚に乗って博多の町を祈願して回ったことが発祥と言われています。
現在は博多人形師による飾りを取り付けた山車が飾られた「飾り山」、神輿のように担いで町を練り歩く「舁き山」という形で祭りが執り行われています。
行事が始まる6月1日になると、博多の町では長法被姿の人を見かけるようになります。
長法被のデザインは流れ(町の区割りのようなもの)によって異なり、様々な柄のものがあります。
町を長法被姿の人が歩くようになると、博多の人は「山笠が近づいてきたなぁ」という気持ちになり、カレンダーを見て追い山の7月15日が何曜日か確認したりして、ワクワクするのもあるあるです。
山笠期間中はビジネスの場でも長法被が正装
長法被は山笠期間中「正装」となり、冠婚葬祭の場でも長法被姿が認められています。
6月1日から山笠に関する様々な行事があるため、各流れに入っている方は、平日行事に出たあと、長法被のまま仕事に戻ったりすることもしばしば。
そのため、ビジネスの現場で、スーツ集団の中にポツンと長法被を着た方が普通に打合せをしている光景を見るのもあるあるです。
期間中は、長法被は「正装」なので、博多の街で仕事している人にとっては日常のできごとですが、初めてその光景をみた県外の人は「粋な街!」と驚く人もいるようです。
最終日の追い山に向けて、ボルテージが上がっていくことも含め山笠は博多の街の風物詩となっています。
山笠の追い山を観るために朝まで居酒屋で飲みがち
山笠のグランドフィナーレは7月15日の追い山です。櫛田神社から博多の街へ約5kmの「追い山コース」を各流れの山笠が走ります。
朝4時59分にスタートするため、良いスポットで観ようと、家に帰らずに朝まで居酒屋で時間をつぶす人が多いのもあるあるです。
7月14日~15日にかけて周辺の飲食店は、臨時で朝までオープンしているお店も多くあり、眠らない博多の街になります。
2024年の7月15日は月曜ですが、海の日で祝日。地元民はもちろん多くの観光客で賑わうことが予想されますね!
SNS等で確認してお店の予約はお早めに。
山笠期間中は小学校でも献立に「キュウリ」がでない
伝統を誇る「博多祇園山笠」には、タブーとされるものがいくつかあります。
一番有名なのは「期間中、キュウリを食べてはいけない」です。
理由は、輪切りにしたキュウリの切り口が、山笠の祭神のご神紋である木瓜(ぼけ)の花に似ており、ご神紋を口に入れることは失礼…というところから由来すると言われています。
今でも、7月1日から7月15日の間は、山笠の舁き手(かつぐ人)は料理に入っているキュウリは除けて食べるそうです。
さらに、この期間は小学校の給食献立表から「キュウリ」の文字が消えるのもあるあるです。
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全国どの町にも地元民の誇れるお祭りがあると思います。私も博多祇園山笠は福岡市民として誇れる祭りだと感じています。ぜひ、今年の夏は、博多祇園山笠を観に博多へお越しください!感動すること間違いなしです。
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