エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う
ロッテは自社商品の各ブランドサイトで、アレンジレシピを公開しています。
その中に「パイの実」をエビチリソースと卵で炒め合わせた「チリ玉パイの実」を発見。目を疑うような組み合わせのレシピ、気になったので実際に作ってみました。
■ エビの代わりに「パイの実」をチリソースに絡める「チリ玉パイの実」
ロッテが「パイの実」ブランドサイトで公開している「チリ玉パイの実」は、エビチリのエビを「パイの実」で代用してしまったメニュー。
エビチリのアレンジといえば、エビの代わりに鶏肉やエリンギを入れるレシピは見たことがありますが、流石に「パイの実」は聞いたことがない……。
ブランドサイトには「リスさんたちが一生懸命考えたアレンジレシピを紹介します」とあり、どうやら発案者はパッケージに描かれているリスたちのようです。リスならば仕方がありません。彼らには彼らのやり方があります。
「パイの実」×「エビチリ」はどんな味になるのか想像がつきませんが、天下のロッテが公式で紹介しているくらいですから、ある程度の味は保証されているはず。そんな大企業への盲目的な信頼を根拠に、さっそく作っていきます。
用意する材料は下記の通り。エビチリソースについては指定がなかったので、スーパーで見つけたクックドゥのものを選びました。
<材料>
・パイの実(5個)
・エビチリソース(50gほど)
・長ネギ(適量)
・卵(小さめサイズなら1個、普通サイズなら半量くらい)
・サラダ油
調理工程はとても簡単。まず熱したフライパンにサラダ油を敷き、刻んだ長ねぎを投入。
しばらく炒めたあと、エビチリソースを1人前いれます。
今回使用したクックドゥの「干焼蝦仁用」は1袋3〜4人前で110gなので、1人前の分量は30〜40gほど。ただ少し多めで50gほど使った方が綺麗に仕上がるかと思います。
チリソースを入れたあとは、いよいよ「パイの実」。内袋を開けた瞬間に漂ってくるチョコの香りに「本当にエビチリソースに合うのか?」と疑いながらも、ロッテを信じて入れます。1人前で使うのは5個です。
「パイの実」を入れたあとはまた炒め合わせ、「自分は今何を作っているんだ?」という気持ちと折り合いをつけつつ、最後に溶き卵を流し入れます。多すぎると炒り卵っぽくなってしまうので、量は様子を見つつ調整した方がよさそうです。
卵は入れたあと軽く固まるのを待ってから、柔らかく混ぜ合わせます。
最後は器に移し、好みで刻みネギを乗せて「チリ玉パイの実」完成です。
■ 見た目はかなりエビチリ!味もパイシチューの趣で意外と美味しいが……
見た目は意外とそれっぽいです。「パイの実」のサイズと形状がエビにそっくりだからでしょうか。
香りもチリソースが強く、「パイの実」の気配は感じません。黙って人に差し出したら、口に入れる寸前まで普通のエビチリだと思ってくれそうです。
さっそくひとくち食べてみます。最初は「パイの実」のサクッとした食感に驚かされますが、思っていたよりも口に馴染みます。チリソースと卵のとろふわっとした食感に、パイのサクサク感がいいアクセントになっていて、これはこれでアリ。パイシチューに似た味わいです。
ただ問題は「パイの実」が「チョコパイ」であるという点。サクサクとした食感はおそらく万人受けすると思うのですが、直後にじゅわっと染み出てくるチョコは賛否が分かれるところではないでしょうか。
チョコの甘さがチリソースの辛さをほどよく和らげ、マイルドな味になるという利点はあります。ただ一方でチョコがチョコのままなので、チリソースには馴染んでおらず……どうしても「チリソースとチョコだな」という感想は拭いきれません。
ロッテが公式で紹介する斬新すぎる「チリ玉パイの実」のアレンジレシピ。エビがないのにエビチリソースだけがあるという日に、思い出してみては。
<参考・引用>
「パイの実」ブランドサイト「アレンジレシピ」
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025112508.html