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　出産後のママがホテルに宿泊しながら、心と体のサポートを受けられる「宿泊型の産後ケア」。これまで期間限定で行われていましたが、札幌では、11月4日から常に利用できる事業としてスタートしました。

　ホテルの一室を利用した宿泊型の産後ケア施設。赤ちゃんを24時間助産師が預かり、その間ママは自由な時間を過ごせます。

　事業を立ち上げた「ココカラ」の代表、高橋奈美さんは「ママの一番の悩みは休息。お休みをしたい、少しでも寝たいというお客様が多いのですが、なかなか叶えられる場所が少ない」と話します。

　産後ケアの選択肢を増やす必要性を感じたきっかけは、高橋さん自身が産後うつを経験したこと。2023年11月から1か月に1回ほど札幌市内のホテルを借りて、宿泊型の産後ケアの体験会を行ってきました。

　そして今回、札幌駅近くのホテルで、常時4組を受け入れる宿泊型の産後ケアが本格的にスタート。料金は、大人2人と添い寝の子ども2人の最大4名が泊まれて、2泊3日で一部屋9万9千円。

　初日の利用者は4組でした。

　３児のママで札幌市に住むフレチャー佳緒合（かおり）さんは、宿泊型産後ケアのリピーター。

　「助産師さんたちがいつ預けてもいいよというスタンスで、預けることにまったく罪悪感を感じさせないところが本当にありがたい」と話します。

　育児疲れなのか、体調を崩したという佳緒合さん。助産師に今の状況を伝えます。

　さらに、「頭の形が悪くなっているのが悩み」と育児の悩みを打ち明けると「気づいた時に向きを変えてあげるだけで頭の形は整ってくる」と助産師。

　ママの悩みに寄り添い、的確にアドバイスをしてくれるのはうれしいですね！

　さらに、希望すると、ベビーマッサージの講習会にも参加でき、赤ちゃんとの新たなコミュニケーションの方法なども学ぶことができます。

　「ママが心身共にリラックスして、育児をきょうから頑張ろうと思ってもらえるのが一番」と話す代表の高橋さん。

　産後のママたちに、自由な時間を楽しむ事に罪悪感を持たず、一人で悩まないでほしいといいます。

　本格的にスタートした、ホテルを利用する宿泊型の産後ケア。

　産後ママの新たな拠り所のひとつになりそうです。

　一人でも多くのママの助けになりますように！

みんテレ11月5日 OA のものです。
（上記の情報は記事作成時点でのものです。
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