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那珂湊沖エギタコ釣りで1kg超頭にマダコ6杯【茨城・仙昇丸】鶏皮チューンや黒塗りエギがアタリ?

TSURINEWS

仙昇丸で仕留めた1kg超えマダコ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

年末年始に需要が高まるマダコを狙い、茨城県ひたちなか市の仙昇丸で釣行。那珂湊沖は根掛かりが少なく初心者も安心。人気の釣り船は平日でも満員で、当日はタコ釣り初挑戦のZさんが良型3杯を含む大漁を達成。その様子をレポートします。

茨城でマダコ釣り

時間は0時過ぎ、港に到着すると、もうすでに数台の車が止まっています。仙昇丸さんでは初めに番号札【席番号】を取り、自分の釣り座を決めます。

要は早い者順です。1~25番まである本来の札は、すでに13枚がなく、唖然とします。0時で13枚…、凄すぎます。

すでに席がいくつか決まっていた(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

前日から前乗りして番号を取る方もいるため、席にこだわりがある方は前乗り!?(笑)がおすすめ。この日は少しウネリがありましたが、問題なく釣りができる状態で、竿を動かしていると、もう12月なのに暑いぐらいの陽気です。

タックル図(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

仙昇丸での釣り

仙昇丸さんでは、席の札→船長が来たら乗船名簿→料金→乗船となります。料金を払ったら、個々に席番号に荷物を置き、釣りの準備を始めます。

この日はAM4:30集合の5時出船。まだ暗いうちからの出船です。料金は1万円、女性は1000円引き、貸し竿などもあるため、初心者さんや女性、竿を忘れた方などは安心して釣りができます。

レクチャー等も優しく教えてくださる船長さん。25名という大人数にも関わらず、席はさほど狭くなく、多少のオマツリはありますが、ほぼ全員が数杯釣れるという凄さ。那珂湊沖でのポテンシャルの高さを実感します。

仙昇丸(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

朝5時:釣り開始

周りはまだ薄暗い状態での釣り。どんな釣りでも1投目はドキドキします。はやる気持ちを抑えながら一定のテンポで竿を上下させていきます。周りを見ると、凄い人数が竿を上下している風景は、何とも言えないワクワク感です……。

右舷13名、自分たちは右舷の22、23番。後ろ側【トモ】から4、5番目です。暗い中、一心不乱に竿をシャクリ、海底にいる真蛸を狙います。少しの沈黙が流れ、数十分…。そんな沈黙を破ったのは、我らがZさんです(笑)。

釣友がマダコをゲット

「ゴミ!?ゴミかな?なんか付いている」とタコかゴミか分からない状態で、自分に話しかけます(笑)。まだ開始してから1時間も経たない時間帯。早すぎる……。本当にゴミ!?と思いながらも、気になり見守ります。

電動リールが唸りをあげ、上がってきたのは、良型のマダコです。「やった~!」と初めてのエギタコ釣りに大興奮です。

良型のマダコが揚がる(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

潮の流れが速い状態

この日は潮の流れが速いため、水深30~40mでも仕掛けが流され船の下に入るため、時折、投入のし直しやキャストなどをしています。

キャストしてもすぐに船下に来てしまうため、少しアピールし、反応がなければ3~5m少し上げ、すぐに水底に落とす。この繰り返しにより、根掛かりや隣同士の糸絡みが軽減されます。

そのまま下に置いておくと、根掛かりや隣同士や左舷の方などと糸絡みをしてしまいます。糸絡みをしてしまったら、一声「すみません。」とお声をかけ、気持ちよく挨拶をして糸絡みを取ると良いと思います。

当日は潮の流れが早い(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

オモリ100号での釣り

この日は、潮が速いため、100号スタートです。これが意外にもしんどいです(笑)。最初はいいのですが、途中…筋トレ状態に(笑)。またこの腕の痛さが癖になるという人もちらほら!?(笑)。

休憩をしながらやっている方も中にはいましたが、自分はタコを逃してなるものかと、顔が壊れながらも、腕に乳酸を貯め、頑張ったのです(笑)。

100号のオモリは疲れる(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

鶏皮チューンで1kgマダコをゲット

エギはメジャークラフトのプリプリタコエギと、100均のピンクエギでやっていましたが、アタリがなく、100均のエギに鶏皮を巻くことにします。

胸肉の皮を剥ぎ、冷凍して保存しておいた皮は、すでに溶けていて良い感じです。細い針金をエギのアイに結び、背中に鶏皮を乗せ、グルグル巻き、針の近くで針金を止め、再投入します。

すると、小刻みのシャクリから大きめのシャクリに変えた瞬間、手に重みが伝わり、早めの小刻みに変えていくと、竿先が動かなくなりフッキング。手と腕に重みがずっしりと伝わり、はやる気持ちを抑えながら慎重にやり取りします。

他のお客さんのオモリを釣っている感じで、勘違いするほどの重さです。上がってきたのは、大きいマダコ。隣の常連さんが、「それは良い!」とお褒めを頂き、嬉しい一言に顔もにやけたのを覚えています(笑)。

1kgの良型をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

大型が掛かるも残り10mでロスト

鶏皮チューンにしてから、大型のアタリが続きます。1kgを掛けてからすぐの事です。大きくテンポよくシャクっていると、またもや重さが乗ります。すぐには合わせずに、一呼吸置き、乗ったのを確認して、鋭くフッキングします。

すると、さっきのタコより明らかに重い……。腕もシャクリでパンパンですが、タコが乗り、さらに重さが増し、腕が悲鳴を上げていましたが、それも嬉しい悲鳴です。ゆっくり慎重に上げてきます。

残り10mの事です。ラインが船の下に急に入り、「ブチン!」と音がして、一気にテンションが抜け、自分も唖然。タコなら間違いなく大型、人なら400kg位を釣っていた感覚です(笑)。見る前に海に消えていった獲物は、人か?それとも大ダコか?次回、年明けのリベンジを果たしたいと思います。

もう少しのところでラインブレイク(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

船上でマダコプチラッシュ

船内が急にざわめきます。船内を見渡すと、あちらこちらでタコが上がっています。もはやタコのプチラッシュ祭り。他のお客さんの仕掛けを見てみると、色々なエギの色でヒットさせています。

一つ気づいたのは、みんな脂身や鶏皮を巻いていることです。船長さんは巻いた方が良いと言っていた事が、その時分かった気がします。皆さん無心で竿をシャクリ、マダコを上げていきます。

そんな風景を見ていたら、手感度に来るアタリが来ます。すかさず、小刻みのシャクリを入れ、一呼吸のち、合わせを入れます。このズシッと乗る瞬間がなんともいえず、最高にアドレナリンが出ます。

マダコが大漁(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

黒塗りエギで釣友が良型3杯目

タコエギの情報は今や凄い数がありますが、その中でも気になったのが、真っ黒に塗ったエギで爆釣をしている動画です。思考は様々ですが、これは面白いと思いさっそくダイソーエギで試す事に。

黒のスプレーで自塗りしたエギ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

黒の艶ありスプレーを購入し、黒くコーティングします。結果はと言うと暗いうちはアタリがなく、明るくなってから釣果に結びつき、自分も2杯を黒でHIT。何が良いか分かりませんが、この上の写真のタコは黒エギを離そうとしませんでした(笑)。

匂いか?色か?それとも…。タコ釣りも奥深さを思い知らされ、もっとタコ釣りをやろうと思った次第です。一言で言うと、面白い!です。

黒塗りのエギにヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

テンポ早めの誘いで連続ヒット

誘いのテンポもゆっくりやったり、早く行ったりと変えながらHITパターンを探っていきます。そんな中、ゆっくり小突きながらシャクっているタイミングで、「グゥ~」と重さが乗ります。

小突きをやめず、小突いていると重さが増し、すかさず即合わせをします。今回のタコは小ぶりなサイズですが、茹でるとスーパーに置いてあるサイズくらいです。このゆっくりと大きな誘いがもう一杯の追加に結び付き、2連続ヒットとなったのです。

さらにマダコを追加(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

今回の反省点

今回の反省点は、タコをばらしてしまった点と、船の底ズレでPEラインを切ってしまったことです。両方の反省点は次に生かし、大事な一杯を取れるようにしたいと思います。

為になった事は、船では色々な仕掛けやエギでタコを釣られていましたが、その仕掛けやエギの色などを参考にして次回、試してレポートできたらと思います。

ネットに入れて持ち帰り(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

マダコアートに挑戦

今では色々なお刺身アートがありますが、今回はマダコでプリンセスに挑戦です。かなりてこずりましたが、無事に完成。どうですか?ドレスに見えますでしょうか?

意外と楽しいお刺身アートはハマりそうです(笑)。釣ってよし!食べてよしのマダコ釣り。体験した事が無い方はおすすめいたします。

マダコプリンセス(提供:TSURINEWSライター・荒木清)

<荒木清/TSURINEWSライター>

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