しわしわになったピーマン、食べても大丈夫?見分け方・復活法・保存のコツまで解説
ピーマンがしわしわでも、水分が抜けただけなら食べられる!
ピーマンがしわしわになってしまった場合、ツヤがあり異臭がなければ水分が抜けただけなので十分食べられます。
ただし、変色したりカビが生えたりしたら注意が必要です。黒ずんだり酸っぱいにおいや腐敗臭がしたり、ぬめりがあったりしたら、食べずに廃棄するようにしましょう。
しわしわピーマンの食べられる状態・食べられない状態の見分け方
まだ食べられるピーマンの特徴
まだ食べられるピーマンの特徴
表面が少ししぼんでいる程度
カットした断面がきれい
においが青臭い(通常通り)
種が白く乾燥しているだけで黒ずんでいない
ピーマンがしわしわになっても、表面がしぼんでいる程度であれば問題ありません。カットしてみて、中の種が白く乾燥していて黒ずんでいなければ食べて構いませんよ。
におってみて、通常通りのピーマンの青っぽいにおいがしていればOKです。
傷んで食べられないピーマンの特徴
傷んで食べられないピーマンの特徴
表面が黒ずんでベタつく
カビ、ぬめり、ドロッとした液体が出ている
酸っぱい・腐敗臭がする
種が黒く変色している、切ると中が茶色く変色している
傷んでいるピーマンは、乾燥しておらずベタついたりぬめりが出たりしています。カットしてみて、種が黒く変色したり中が茶色に変色したりしていてもNG。
表面が黒ずんでいたりカビが生えたりして、酸っぱいような腐敗臭がしたりしたら食べずに廃棄するようにしましょう。
しわしわピーマンのおすすめ活用法
おすすめ活用法
ピーマンのきんぴら
ピーマンとツナの炒め物
肉詰めピーマン
回鍋肉、カレー、パスタやスープの具材など
しわしわになったピーマンは、生ではなく加熱して食べるのがおすすめ。細切りにしてきんぴらにしたり、ツナ缶やベーコンなどと炒め物にしたりするとおいしいですよ。
しわしわピーマンを水につけて復活させる方法
軽いしわしわであればある程度復活もできます。カットしてから種やわたを外し、10分ほど水に浸けておきましょう。しばらくするとパリッとして張りやみずみずしさが戻りますよ。
ピーマンがしわしわになる原因
ピーマンがしわしわになる原因
水分蒸発(冷蔵庫内の乾燥)
冷気によるしなび
常温放置での経年劣化
保存袋の密閉不足や冷蔵庫の風の当たりすぎ
ピーマンがしわしわになる原因は、腐敗ではなく乾燥や保存方法の問題によるもの。冷蔵庫内は乾燥しているため、水分が蒸発したり冷気が当たって干からびやすくなったりします。
保存袋に入れていても、密閉していないと乾燥してしまいます。また常温で放置していても、野菜が呼吸してエネルギーを消費したり水分が蒸発したりして鮮度が落ちて劣化してしまいます。
しわしわを防ぐピーマンの保存方法
ピーマンがしわしわになるのを防ぐには、適切な保存をすることが大切です。次に冷蔵庫、冷凍庫での正しい保存方法をご紹介します。
冷蔵庫での正しい保存法
【手順】
1. ピーマンの水分を軽く拭き取り、1個ずつキッチンペーパーで包む
2. 保存袋に入れて野菜室に入れ、約1週間~10日を目安に使い切る
※カット済みのピーマンは、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取り密閉容器で保存する。傷みやすいため2〜3日で使い切ること
冷凍保存のコツ
【手順】
1. ピーマンを細切りや乱切りにしてして水分を拭き取り、冷凍用保存袋に入れる。約1ヶ月保存可能
※冷凍する際は、生でも軽くゆでてもOK。使うときは凍ったまま炒め料理に使用可能
しわしわピーマン、腐ってる?セーフ?を見極めよう
ピーマンが乾燥してしわしわになっていることがありますよね。捨ててしまったほうがよいか、まだ使えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
見極め方は、ご紹介した傷んだピーマンの特徴を参考に確認してみてください。問題なければ復活法に挑戦するのもおすすめですよ。ピーマンは適切に保存し、無駄なくおいしくいただきましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)