牛丼やハンバーガーが軒並み値上げ。この事態に、国民的俳優の感想は?
野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。3月13日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、牛丼やハンバーガーなどファストフードチェーンが軒並み値上げをしているというニュースについて意見を交わした。
野村邦丸アナ「牛丼チェーンのすき家は、牛丼のおよそ半分の商品を値上げすると発表しました。値上げ幅は10円から140円で、新しい価格は18日午前9時から適用するとしています。値上げの理由については「国産米や牛肉の価格が高止まりしていることに対応する」と説明しています。すき家は去年4月と11月にも値上げを実施していました」
内藤剛志「140円値上げってなかなかじゃないですか? 10円からとなっていますけど」
邦丸「モノによるんでしょうね 」
内藤「140円も上がるとちょっとすき家じゃない感じがしたりするのかなぁ。でもみんな、『米が高いよね』とか『野菜も大変だよね』とか『卵も』って思っていらっしゃるから、まあ『しょうがないよな』っていうのはありますよね?」
邦丸「前、吉野家さんもそうだったよね。アメリカ産牛肉を使っているから、牛たちの病気が蔓延してしまって、輸入が出来ないって時に、しばし牛丼を休んだことがありましたよね。だけど、すき家さんも大手の牛丼チェーンじゃないですか。そうすると、お米を卸しているところは前もって、たくさん発注があるところは米を抑えとくんだそうですってね。抑えてるんですぐには価格に反映しないようにするっていうことですが、それいつまで持つかわからないっていうんで、まあ色んなところで人件費も上げないと、パートさん、アルバイトさんも集まらないからこういう風になってるって。この前マクドナルドも値上げするってニュースがあって。思い出したのが、マクドナルドが一番安かった頃……安さが売りだった頃に、うちのスタッフが59円でマックのハンバーガーを買ってきてましたよ」
内藤「それどういうことですか? 時間帯で朝だけとかですか?」
邦丸「いや、多分一日中。2002年頃、安さを売りにしいていて。その頃からは方針変えたんですよ、マクドナルドは。経営が全然うまくいかないんのは安さだけじゃないんだ、もっと内容を良くしようって色々企業努力したんでしょうけども」
内藤「そうか、牛丼屋さんだって安いのがひとつの特徴だったのになあ……」
邦丸「結構前じゃないですね。俺、学生時代、水道橋の大学の校舎の真ん前が、今は無いですけど吉野家だったんです。そうすると何か今日、試験があるとか、ゼミナールの何かがあるとか、勝負があるって言うと『よし、吉野家行こう』って」
内藤「だって、ご馳走だったですもん、僕にとっても」
邦丸「『今日、バイト代が入るぜ!』って。卵つけるって」
内藤「つけますね、生卵。それぐらいの値打ちが……『牛だしな』ってのがありましたよ」
邦丸「ただ今までがデフレで安すぎたっていう見方もありますよ。それが労働の対価に繋がっていないっていうのもあるから、これからそうそう安さが売りっていっても、企業努力で頑張っていらっしゃるところはあるんだろうけども、そうもいかなくなってきたっていう」
内藤「飲食店でも人がいない感じがしますね。注文もタッチパネルになっていませんか? ほとんどのお店が。でもう、運んでくるだけの方しかいらっしゃらないとか。店によってはロボットが運んできますよね。ほとんど人がいないんだな~って、人件費がかかるから」
邦丸「俺がたまーに行く食堂もロボットが運んでくる店だったんだけど、それ辞めたんですよ。『あれ? 俺結構好きだったんだけどな。ロボット来ないの?』って言ったら『言うこと聞かないんで』って(笑)」
内藤「何で? 持って来るだけですよ、あれ(笑)」
邦丸「色々入力しなきゃいけないから面倒臭いんだって。何かそれが不都合なところがあったりして。これからもっといい奴が出て来るんでしょうけど。『♪ターッタラッタタッター!……ご注文の品が、届きました』『わかってるよ!』って」
内藤「そんなこと言うからですよ!(笑) 言うから機嫌悪くなったんじゃないの?」
邦丸「そっか、反抗してるんだ(笑)」