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大磯の里山の木材が「うつわ」に 作家33人が参加し「山の資源と暮らし展」を大磯うつわの日に開催

タウンニュース

(左から)坂本代表、板倉仁美さん、板倉吉明さん

大磯うつわの日(10月18日(金)〜20日(日))に合わせ、大磯町虫窪の町有林で活動するボランティア団体「里山をきれいにする会すもあ」(坂本桂太朗代表)が提供した木材を使った作品が並ぶ「山の資源と暮らし展」が同会の活動拠点「AJITO」(大磯町西小磯601)で開催される。午前10時〜午後5時。同会では運営経費などをまかなうためのクラウドファンディングを行っている。

同会は2019〜22年に、獣害などの原因にもなる荒れた里山の再生を目的に大磯町の林業研修を受けたメンバーで結成。社会人12人ほどで週末に活動し、今年で3年目となる。チェーンソーを動かすためのオイルや光熱費などの経費をまかなうため、「薪屋大磯」の名前で伐採した木材を販売。昨年の大磯うつわの日にも、木工作家のシオタニミカさんに木材を提供し、参加している。

「山の資源と暮らし展」は、未乾燥の木材「生木」を専門に取り扱う木工所「スーパー生木ラボ」(滋賀県米原市)が、日本の山林資源の魅力を伝えたいと23年に同県で開催したもの。全国47都道府県での実施を目指しており、大磯は2カ所目となる。

今回の展示では、今年7月に同会が大磯の里山で倒木の危険などがあり伐採した直径35cm、10mほどのヒノキとスダジイを33人の作家に提供。生木の木材が、うつわやカトラリーに生まれ変わるという。

日々作家たちの制作状況が写真で送られてきているといい、事務局を務める板倉仁美さんは「倒れていた木がこんな風にうつわになるんだと感動する」と喜びをにじませる。

坂本代表は、「あんまり大きなことはできないけれど、細く長く、活動を続けていきたい」と話し、同会メンバーの板倉吉明さんは、「里山を保つために木を切るなど手を入れる人がいることを、うつわを手に取ることで知ってほしい」とうつわの日に向けて意気込んでいた。

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