【倉敷市】種松山公園西園地の蝋梅 ~ 春の訪れを感じさせる甘い香りを味わってきました
立春を迎えて暦の上では春になりましたが、まだまだ厳しい寒さが続く今日この頃。
倉敷市街地と水島地区の間にある種松山では、春の訪れを感じさせる黄色い花、蝋梅(ろうばい)が見頃を迎えています。
2025年1月31日(金)に散策してきたようすを紹介します。
種松山公園西園地
種松山は、倉敷地域と水島地域にまたがる標高258mある一等三角点の山です。
山頂には種松山山頂公園が、山頂から南西側へ約1km離れた場所には1990年に開設された種松山公園西園地があり、西園地では梅や桜、バラなど四季折々の花が楽しめます。
園内各所にはちびっこ広場や冒険の森にはアスレチックもあり、大人から子どもまで幅広い年齢層が楽しめる総合公園となっています。各駐車場近くにトイレが設置されているのも、寒い冬には重宝しますよね。
種松山公園の蝋梅
蝋梅は、種松山公園西園地の第一駐車場の近くに咲いています。
100本ほどと規模は大きくありませんが、密集して植えられていることにより、あたりが蝋梅の甘い香りで包まれます。
駐車場の目の前にもお手洗いがあるので、ピクニックなど長時間の滞在も可能です。
また、蝋梅エリアのなかには椅子もあるので、立ったまま観賞するのが難しい人や子ども連れでも気軽に散策できますね。
2025年1月31日(金)の蝋梅は、蕾も数多く発見
私が散策した2025年1月31日(金)お昼頃は、黄色の蝋梅が咲き誇っていて遠目には見頃のように感じましたが
近づいて見てみると、まだまだ蕾(つぼみ)も多く確認できました。
もうしばらく、蝋梅を楽しめそうです。
蝋梅の甘い香りがたまらない
蝋梅の特徴のひとつに、甘い香りが挙げられます。種松山公園西園地の蝋梅周辺も、甘い香りに包まれていました。
しかし、梅の花とは異なる香りがします。
それもそのはず。蝋梅は、クスノキ目ロウバイ科に属する樹木。梅はバラ科の落葉樹なので、異なる花になります。
そのような蝋梅の名前の由来は、以下のふたつです。
・梅に似た形の半透明で光沢のある蝋細工のような花を付けること
・旧暦12月の別称の臘月(ろうげつ)頃から花の季節を迎えること
香りはユーカリやラベンダーと同じ成分が含まれており、甘く透き通った香りとなっています。
私も思わず、蝋梅の香りをクンクンと何度も嗅いできました。
種松山公園西園地の蝋梅はトンネルのように咲いていて、フォトジェニック
種松山の蝋梅エリアの特徴は、人が歩けるエリアの両脇に蝋梅が植えられていて、まるで蝋梅のトンネルのようになっていることです。
植えられている100本ほどと決して本数は多くありませんが、一本道のようになっているので奥行きがあり、蝋梅がどこまでも続いているような錯覚を覚えます。
奥行きを使って写真を撮影すると、蝋梅に囲まれてフォトジェニックな写真も撮影できますよ。
蝋梅は高さが3mほどと低いので、お子さんなど背の低い人も花の近くに寄れるのも良いところです。
ぜひ、春の訪れを楽しみながらとっておきの一枚も撮影してみてはいかがでしょうか。
おわりに
蝋梅は、寒い冬の時季に光をともすような温かみのある色や、香りから英名ではwinter sweet(ウィンタースウィート)とも呼ばれているのだとか。
街路樹の葉も落ちきり、寒い日が続きますが、蝋梅の甘い香りを嗅ぐと、春の訪れを感じます。
引き続き、梅や河津桜、ソメイヨシノ……と春の花が続々と咲いてきてあたたかな季節の訪れが待ち遠しくなりますね。
まだまだかたい蕾もあったので、見頃はもう少し続きそうです。