井田中ノ町安藤さん 「ブロックの世界楽しんで」 あす、幸区で初の展示会
レゴブロックの世界観を楽しんでほしい――。井田中ノ町のレゴビルダー・安藤雄祐さん(32)が主宰する「多摩川ブロックおもちゃ展示会」が3月15日(土)・16日(日)、川崎市産業振興会館(幸区)で開催される。全国から30人が集まりオリジナル作品を披露する。
「例えば氷川丸とタイタニック号が同じ海の上に浮かんでいたら」。そんな空想の世界をブロックで作り、表現する。乗り物や動物、ロボットなど、用意された約30卓のテーブルの上にグループや個人が持ち込んだオリジナル作品を並べる。
安藤さんは幼少期からブロック作りをはじめ、高校生のときに初めてオリジナルに挑戦。船が好きで帆船や海賊船、戦艦など、数百個の作品を作ってきた。SNSなどで知り合った同じ趣味を持つ人たちとの交流は10年ぐらい前から。互いの作品から刺激を受け、新たな創作意欲が生まれるという。使用するブロックは今回出展する多摩川のタマちゃん(アザラシ)のような小さいもので約100個、大作の場合は数万個になる。ロンドンをテーマに制作したウエストミンスター寺院には1年以上かけた。
安藤さんはブロックの魅力を「頭の中にある設計図が形になる。壊れても直せるので作品に触れることもできる」と話す。家族連れでの来場も歓迎。「子どもたちに、好きなものに夢中になる気持ちを大事にしてほしい」と思いを口にする。
入場無料。当日はブロックで遊べるコーナーも用意する。開催時間は午前10時30分から午後5時まで。詳細は安藤さんのブログ(「BrickShip情報専用&航海日誌」で検索)。なお、このイベントはレゴ社とは関係なく行われる。