「チキンオーバーライス」を沖縄のソウルフードにしたい!海外と沖縄のチャンプル〜なリペリチキン 本店」(北中城村)
突然ですが、「チキンオーバーライス」をご存じですか? 沖縄県内のカフェやキッチンカーでもたまに見かけるようになったメニューですが、今回は「チキンオーバーライス」を沖縄のソウルフードにしたい!と熱量高めに激推しするお店をご紹介。 その名も「ペリペリチキン 本店」。 音の響きがかわいい店名ペリペリについても聞いてきましたよ!
人気のライカムエリアの新スポットに「ペリペリチキン 本店」が移転
イオンモール沖縄ライカム隣の商業施設「フォレストマーケットライカム」をご存じでしょうか? その敷地内に店を構えるのが、今回ご紹介する「ペリペリチキン 本店」です。
2020年に沖縄市美里でスタートした「ペリペリチキン 本店」は、2023年にフォレストマーケットライカム1階に移転し、現在も営業を行っています。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、一人での利用から家族連れまで幅広い客層に対応しています。 気楽に過ごせる店内には、カップルも小さなお子さま連れもいて、にぎわいがあります。
明るい洋楽が流れる店内を見渡すと、彩り鮮やかな看板や海外のポスターのほか、「ペリペリチキン」キャラクターのポスターも! かわいらしいフォルムで、記憶に残るキャラです。
お手頃プライスな「ペリペリチキン 本店」のメニュー
「ペリペリチキン 本店」では、「チキンオーバーライス」や「ペリペリチキン」「ブリトー」といった、海外にルーツを持つスパイシーなメニューが提供されています。 チキンオーバーライスは中東トルコが発祥とされ、香辛料が効いたチキンをライスにのせていただく料理。ニューヨークのオフィス街で人気に火がつき世界各国でも知られるようになり、最近は沖縄でも見かけるようになりました。 「ペリペリチキン 本店」では、ニューヨークスタイルではなく、本場トルコのスタイルに近いチキンオーバーライスがいただけます。 店名にもなっている「ペリペリチキン」は南アフリカで食べられているチキン料理で、ペリペリは「辛い」を意味するスワヒリ語。 ペリペリチキンという響きがなんともかわいいですが、れっきとした料理名なんですね。 「ペリペリチキン 本店」では、いわゆる海外の地元めしを沖縄県民の口に合うようにアレンジしたメニューがならんでいます。また、地域の方が馴染みのお店として通いやすいよう、価格設定もかなりお手頃です。 「チキンオーバーライス」はLサイズ900円、Mサイズ700円、Sサイズ500円、「ブリトー」700円と子ども連れの家族4人で食べても3000円以内でおさまるのはかなりうれしい! 地域の人に長く愛されるソウルフード、ローカルフードをめざす「ペリペリチキン 本店」のメニューをさっそく味わってみます!
「ペリペリチキン 本店」人気TOP3をいただきます!
「ペリペリチキン 本店」の人気メニューをスタッフさんに聞くと、ダントツ人気は「チキンオーバーライス」! レジカウンターの人気ランキングを見ていると、どんな味なのか気になってしまい、TOP3を迷わずオーダーしちゃいました。
「チキンオーバーライスS(500円・税込)」には、ミニレタスとミニチーズを追加トッピング(各50円・税込)していただきます。
黄色いターメリックライスの上にたっぷりのスパイスチキンと赤いホットソース、白いマヨネーズがきれいな線を描き、食欲をそそる色合い。 追加トッピングのレタスもたっぷりいただけ、栄養バランスもばっちりです。
チキンが細かく刻まれているので、スプーンの上に具材がそろい一口で食べやすいです。 スパイスの効いた複雑な味わいで、チキンとごはん、ソースにレタスと、パンチの効いた味をごはんで中和する、沖縄県民に馴染みのある食べ合わせ。タコライスのような、食べ馴染みのあるメニューです。
「ブリトー(700円・税込)」は、チキンオーバーライスをトルティーヤで包んだラップサンドです。 ごはんを粉もんで包む、一見すると炭水化物祭りのようなメニューですが、スパイシーなチキンがたっぷり入り、フレッシュなレタスのアクセントのおかげか食べやすさと食べ応えがあります。 ボリュームがあるので、二つに分けてシェアするのもおすすめです。
「マッシュルームスープ(200円・税込)」は、沖縄県民なら馴染みのある、とろとろマイルド系の濃厚なホワイトソースのスープの味わい。 このスープのおいしさは、昔から家庭で食べてきた缶詰のスープやドライブがてら立ち寄ったテイクアウトのスープに匹敵する、懐かしさを感じます。
「ペリペリチキン」も忘れることなかれ!めざすは地域のチキン屋「ペリペリチキン 本店」
沖縄には、地元に愛される〇〇チキンと名のつくチキン屋さんが各地に存在します。 「チキンといえば、ペリペリチキンだよね〜!」をめざす「ペリペリチキン 本店」では、もちろん「ペリペリチキン」も激推し中です。
「ペリペリチキン」は、辛味の効いたペリペリソースに漬け込んだチキンをオーブンでじっくりローストし、直火で焼き上げた自慢の一品です。
お値段も1羽2000円(税込)、1人でも楽しめるチキンレグは500円(税込)とこれまた良心的な価格設定です。
店名にもなっている「ペリペリチキン」を忘れちゃいけない!と追加オーダーし、さっそくいただきます。 「ペリペリ=辛い」なんてさぞかしスパイシーなんだろうと、気を引き締めて一口食べてみたら、おや?全然辛くない。 香ばしい皮目とジューシーなお肉に香辛料の風味が効いた、しっとり柔らかいチキンです。
辛味が欲しい方は、お店特製の無添加「ペリペリソース」をちょい足しすると「ペリペリチキン」がさらにおいしくなりますよ! 酸味と辛味のバランスのよい「ペリペリソース」は「チキンオーバーライス」や、「ブリトー」にもよく合うんです。
「ペリペリチキン 本店」移転後1年で4万5千食以上!ローカルに親しまれるソウルフードをめざして
「ペリペリチキン 本店」のオーナーシェフ仲地さんは、地元に愛されるソウルフードを目指し2020年にお店を立ち上げました。 フレンチシェフとして海外で料理人経験を持ち、その地で永住権の獲得も視野に入れていましたが、地元沖縄への愛着から帰郷。海外経験のある自分なら沖縄でどんな味にしあげて提供するか考え、「チキンオーバーライス」と「ペリペリチキン」を沖縄で親しまれる新たなソウルフードにしたい、とメニューを決めたそうです。 沖縄で親しまれているソウルフードには、海外ルーツの味を取り入れながら沖縄県民になじみのある味にアレンジして楽しむ、というチャンプルー精神が根付いています。 仲地さんも、いろんな文化を受け入れる沖縄ならではの食文化を改めて実感したそうです。 お店はコロナ禍にオープンしたものの、じわりじわりと人気を集め、沖縄ファミリマートとのコラボにより県内全店舗で「ペリペリチキン監修チキンオーバーライス」が販売されるなど、認知を広げることができました。 ローカルに親しまれるために、地元に密着した値段設定と、ウチナーンチュにも好まれる味にアレンジした「ペリペリチキン 本店」の味は、着実に沖縄のソウルフードへとなりつつあります。 2023年にフォレストマーケットライカム内に移転した1年間で、チキンオーバーライスだけでも2万食以上を販売したのだとか。 ライカムエリアにお出かけの際は、ぜひフォレストマーケットライカム内の「ペリペリチキン 本店」へ。 おなかも心も満たされる、沖縄発の新ソウルフードをお楽しみいただけますよ!
ペリペリチキン 本店 フォレストマーケットライカム住所
〒901-2306 沖縄県中頭郡北中城村ライカム403 フォレストマーケット1F-3
電話番号
098-989-6695
営業時間
10時~20時(L.O.20時)
定休日
第1水曜日
駐車場
あり
クレジットカード・電子マネーの利用
可
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