“鬼コーチ”装う池松壮亮に越山敬達&中西希亜良が爆笑!『ぼくのお日さま』氷上を滑りながら撮影するメイキング映像
奥山大史監督の最新作『ぼくのお日さま』が、9月13日(金)より劇場公開中。このたび、池松壮亮(荒川役)、越山敬達(タクヤ役)、中西希亜良(さくら役)らキャストと奥山大史監督が揃って氷上を滑りながら撮影する様子を捉えたメイキング映像が解禁となった。
奥山大史監督(『僕はイエス様が嫌い』)最新作
長編デビュー作『僕はイエス様が嫌い』で「第66回サンセバスチャン国際映画祭」の最優秀新人監督賞を、当時、史上最年少となる22歳で受賞した奥山大史監督。商業デビュー作で、長編2作目となる『ぼくのお日さま』は、今年5月に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」ある視点部門へ選出され喝采を浴び、すでに5つの国際映画祭で上映、監督は、現在開催中の「第49回トロント国際映画祭」へ参加しており、さらに新たに「第29回釜山国際映画祭」「第72回サンセバスチャン国際映画祭」へも出品されおよび北米をはじめ15カ国以上での海外公開が決まっている。
吃音のあるアイスホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、「月の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少女・さくら(中西希亜良)の姿に、心を奪われてしまう。ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを見つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。
“鬼コーチ”装う池松に越山・中西が爆笑!
撮影も務める奥山監督自らカメラを抱えてスケートリンクに入り、キャストたちとともに滑りながら撮影することで、臨場感あふれる映像。スケートリンクを滑っている足のカットは、カメラマンが氷上で併走しないと絶対に撮れないカットで、足の動きで登場人物の3人の心が、練習を重ねることでどんどん近づいていく瞬間を捉えている。
タクヤとさくらがペアでアイスダンスの練習に励むシーンのリハーサルでは、“鬼コーチ”を装う池松に、越山と中西が笑いをこられられなくなり、爆笑。越山と中西と池松の仲睦まじい様子を温かく見守るビハインドシーンのほか、「実際に組むようになってから3日後くらい」「さくらは(タクヤ)が全然上手くないなって、ちょっと呆れている」など、あえて脚本を事前に渡さずに撮影に入ってもらった越山と中西へ、撮影シーンのタクヤとさくらの状況や感情を細かく丁寧に演出する監督の姿など、みることのできない貴重な映像に。またスケートリンクに差し込む優しい光は、窓ガラス分用意した12機の照明からあて、この映像世界を作り出すために丹念に作り込まれた光となっている。
『ぼくのお日さま』は全国公開中