マイナスイオンたっぷり♪三田市の静かな森にひっそり流れる『尼ン滝』に行ってきました 三田市
三田市の山あい、母子(もうし)地区のさらに奥まった場所に、『尼ン滝(あまんたき)』と呼ばれる小さな滝があります。派手さはないけれど、地元の人々に親しまれ、訪れる人の心をそっと癒してくれる、そんな静かな名所です。
夏でも涼しい風が通り抜け、滝の音が響く空間は、まさに“森の中の小さな聖地”。
古くから「尼僧が滝行をした」という言い伝えが残っている滝で、この街道は母子地区にある曹洞宗の古刹・永澤寺への参詣道として拓けた道だとか。
道路から降りてすぐにあるため健脚でなくてもチャレンジしやすい滝ではありますが、足元は濡れていて滑りやすいのでご注意を。
整備された石段ではないため、一歩ずつ確認しながら登り降りしましょう。
滝の高さは全長5〜6メートルほど。岩肌をなめるように水が落ちるさまはしっとり、厳かな雰囲気です。
筆者は滝マニアではないですが、滝を眺めるのは大好き。「布引の滝」や「箕面の滝」、名爆「称名滝」など、点が線となって流れ落ちる様子に心打たれます。
幾つもの水流が合流し、豪快な流れになっていくさまは美しく、ずっと眺めていても飽きません。
二段の流れになっていて、さらに下段から眺める風景は、小さいながら迫力がありますよ。
滝のほかにも、巨岩があったり。
根っこが剥き出しになった木があったり。
溜まった水場には蟹や…。
蛙を見つけたりと、癒しの時間を過ごすことができます。市街地より体感温度も低く、ひんやり気分を味わいたいときにはおすすめのスポットです。
◾️「尼ン滝」へのアクセス
市街地からは車で20〜30分ほど。今回は国道176号線から青野川渓谷を北上するルートをご紹介します。いくつか経路があるので参考にしてくださいね。
176号線と県道308号線が交わる上井沢の交差点から、308号線をひたすら北上します。
7分ほどすると見えてくる下青野の交差点を過ぎて、左手にテニスコートのある下青野公園を見ながら走ります。
5分ほど走ると、センターラインのない対面通行道路に減幅します。通行量も少なく、行き交いも十分できる道路幅なので、落ち着いてゆっくり走れば大丈夫。
さらに5分ほどいくと、左に「尼ン滝」の看板が。筆者は看板を通りすぎた場所にあるスペースに車を停めました。
少し行くと、三田市名産「母子茶」の産地があります。筆者はここで折り返しましたが、そのまま母子地区へ抜け、永澤寺やそば処『水無月亭』、パン工房『のら』などに立ち寄るのもいいですね♪丹波篠山方面へ抜けることもできます。
場所
尼ン滝
(三田市母子)