高校生とバレー交流
相模原市内の私立高校の体育館でこのほど、小学生を対象にしたバレーボール大会が開催された。大会はバレーボールを通しての交流や競技力、意欲の向上を目的とし、高校生も参加した。
小学生がバレーボールをする機会として少年団やクラブチームがある。相模原バレーボール協会によると現在、市内に8団体ある。一方、スポーツ漫画『ハイキュー!!』のヒットなどの影響で、児童は増えつつあるという。ある団体の代表は「うちのチームも昨年21人で今年は16人。7人の卒団生がいましたが新しく入る子もいました。他チームも同じような状況があると聞きます」と話す。
小学生がその先、中学で本格的に競技に打ち込むとなった場合、「私立」へ進む選択肢もある。ただ、受験が必要となるため、保護者の中には躊躇をしてしまう人も少なくないという。
そのような中、今回の大会は、高校生が使う広く充実した設備の「体験」もひとつの目的とした。大会を主催した東海大相模高校男子バレーボール部顧問の田路尚紀さんは「こういった施設で競技をすることに憧れてもらえたら」と期待を込めた。