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「雪舟の庭を守る会」が定時総会 末永さんから多々良さんに会長が交代

サンデー山口

「雪舟の庭を守る会」総会

 山口市の貴重な文化遺産・常栄寺雪舟庭(山口市宮野下)を後世に残すべく活動を続けている「雪舟の庭を守る会」が、2025年度の定時総会を、6月18日に同寺で開催した。

 

 2024年度(2024年4月~2025年3月)の会員数は、事業所会員45法人・個人会員86人で、会費収入は159万5000円だった。日本画家・須藤和之が常栄寺を描いた5作品の絵葉書は、5枚セット(500円)を97セット、バラ(150円)を58枚販売。計5万7200円を売り上げた。同じく須藤和之の絵をデジタル版画化した作品の購入はなかった。収入の合計は約165万円だ。一方、常栄寺(今井宏泉住職)に会費から200万円、2023年度の絵葉書・デジタル版画売り上げから6万6390円を寄付。支出合計は約215万円だった。会費からの寄付は2年に1回の実施で、会発足(2015年)以来の累計寄付額は1000万円を超えた。

 

須藤和之が描いた雪舟庭「光満ちる」

 

 2025年度は、引き続き会員増強や絵葉書・デジタル版画の販売促進などに努める。

 

 そして、この日は役員も改選。会の立ち上げ時から会長を務めてきた末永汎本さん(末永法律事務所共同代表)が、10年の節目を機に勇退し顧問に。副会長だった多々良健司さん(多々良造園社長)が新会長に選任された。

 

 同会の5月末時点の会員数は、56法人・125人。年会費は、法人が一口1万円で、個人が5000円。5000円ごとに1枚の会員証がもらえ、持参者は期間中何回でも、無料で同庭を拝観できる(通常は1回500円)。有効期限は、入会日の翌年度末まで(本年度入会したら、2027年3月まで)。問い合わせは、事務局の同寺(TEL083-922-2272)へ。

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