仁志敏久が正面のゴロでも正面を向いて捕らない理由とは!?
名セカンド・仁志敏久さんに守備について技術的なことをトークしてもらった。
テーマは「正面のゴロでも正面を向いては捕らない?」
ゴロを捕るだけなら正面を向いて捕ってもいいが、野球は必ずボールを捕った後に「投げる」という動作が連動するもの。
ゴロを捕っても投げてアウトにしないと意味がない。いかに良いボールを投げられる体勢でボールを捕るかが重要だとのこと。
そして、「どちらかというと捕ることより投げることの方が重要だ」と話してくれた。
投げることまで考えるとボールに対して正面で捕るとスムーズにスローイングに移れない。
日本では少年野球から「正面で捕りなさい」と教える傾向が強いので、大人になっても、プロになってもそのクセが抜けない人が多い。
しかし、アメリカではそもそも「正面で捕れ」とは教えないので、メジャーリーガーはスムーズに捕ってから投げている選手が多いと仁志敏久さんは話してくれた。