上越市中川市長 進退について「まだ判断できない」
上越市の中川市長は、先月、企業誘致を巡る市議会の答弁の中で学歴差別と取られかねない不適切な発言をしたことについて、19日(金)に市議会から辞職勧告決議を受けました。これを受け中川市長は24日(水)に開かれた記者会見で進退を問われ「9月議会前には考えを示したい」と述べました。
今月19日 市議会臨時会
中川市長が先月の市議会で企業誘致を巡って不適切な発言をしたことを受け、先週19日の市議会に辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決されました。辞職勧告決議に法的な拘束力はありませんが、中川市長は議会のあと報道陣の取材に対し「非常に重く受け止めている。少し時間をもらって後日私の考えを伝えたい」と話していました。
それから5日が経った24日、市長は会見で次のように話しました。
中川市長
「皆様からの厳しい声をしっかり受け止める一方で、市長としての重責を果たしたい思いもある。いずれにしても、時期を見て改めて私の考えを説明したい」
決断できない理由として、辞職だけでなく市民から続投を望む声もあり、支援者などの意見を聞いてもう少し自分で考えたいと話しました。また、考えを示す時期については次のように答えました。
中川市長
「9月議会前には今後のことについて判断して表明する。私としては、これからも市長としての任務をできる限り務めていきたいという思いはある」