寒暖差で体調不良 耳のお灸で温活
春を感じられる陽気になったと思いきや、再び厳しい寒さが襲うなど、不安定な天気、気温が続いていますが、そんな中、身体の不調を訴える人も多いようです。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅 司院長のお話しです。
寒暖差疲労
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅 司院長
寒暖差が出やすくなるのは温度差が7度以上の時ですね。その7度の中でも最低限最高気温の1日の中での差、あとは今回みたいな1週間の間での気温の差、あとは室内外の温度差、これを寒暖差と言うんですけどその寒暖差が7度以上あると、一番多い症状がだるい・倦怠感が一番目に多くいて、あとは頭痛めまい動悸とか精神的な不安とかうつっぽい症状だとか、関節の痛みとか、内臓の冷えだとかいろんな症状が出ますね。
通常この1・2月って、寒暖差の外来っていうのは患者さんが少なくなる時期なんですけれどもこの1ヶ月ぐらいは年間で少ない時期の割には、気圧差寒暖差天気系で不調を感じてる方の受診率が1・5倍ぐらいは増えてますね。
・いわゆる「寒暖差疲労」による体調不良。普通に病院を受診しても、原因不明の体調不良として診断されてしまうこともあり、なかなか診断が難しい(専門のクリニックの数も少ない)
・こちらのクリニックのホームページには、もしかしたら寒暖差による体調不良かも?と言う方に向けて10項目のチェックリストを載せています。多く当てはまる方は、一度受診をすることで適切な対策や指導、漢方薬の処方などを行ってもらえるかもしれません。
もちろん不調を感じた場合、専門の医師に診てもらうに越したことはないですが、
そうなる前に日常生活の中で自分で出来る対策などはあるのか、再び久手堅院長に伺いました。
耳が重要
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅 司院長
首を温めるマフラーとかネックウォーマーとかを使って首をあっためていただく、あと食事でも体を冷やしすぎない。冷たいものを取りすぎるとどうしても体の内臓から冷えてしまうと様々な不調が出やすくなりますので。
あとは耳を温めるだけでもいいです。耳すごい重要ですね。
耳たぶを横に引っ張ったり前に回したり後ろに回したり、あとは耳たぶ全体をマッサージをしていただくっていうようなことでも、これやっていただくとわかるんですけど30秒ぐらいすると耳まわりがポカポカして暖かくなり、暖かくなると同じように首とか肩の凝りとか疲れも一時的に消えてなくなりますのでこれ位していただくのでもいいかと思いますね。
・入浴で身体を温める、なるべく身体を冷やさないように衣類を着こんだりマフラーなどで首を温めるなど基本的なことなど様々な対策はありますが、自律神経の繊維が分布している耳を温めたりマッサージすることもかなり重要。
・長時間でなくても良いので、こまめに耳のマッサージをすることで血流を良くして対策を、とのこと。
そんな重要な役割を持つ「耳」を自分でマッサージしなくとも、手軽に温めることが出来るグッズも今人気とのことで詳しく伺いました。
フェリック株式会社 宮下洋一さんのお話しです。
京王電鉄株式会社 鉄道営業部 佐藤亮介さん
Relax Q ほっとイヤリングです。これは耳たぶに直接貼り付けるお灸になります。非常に良い温度まで一気に上がってちょうどいいところで下がっていくという瞬間的に温まる火を使わないお灸になります。
通常の使い捨てカイロは酸素を吸い込む量のコントロールで温度を制御してまして、これだと例えば満員電車に乗るとか、ホットカーペットの上で寝るとかなるとですね、急激に温度が環境温度に左右されて、上がってしまう安定しないっていう問題があるんですけど我々は発熱減量の中での温度制御剤で温度を決めてますので、そういう環境温度に左右されないので、安心してお使いいただけるかなと思います。
寒暖差がある次の日に雨が降りそうと察知すると低気圧で頭が痛くなる方が一定数いらっしゃいますので薬に頼らずに頭が痛くなりそうな前に耳たぶを温めると、それで緩和しましたってお声は、口コミでも数多くいただいてます。2022年から発売を開始した商品。税込1320円と手軽な価格で全国のバラエティーショップなどで購入出来るため、かなり幅広い層から支持されており、ギフト用に購入する方も多いそう。長時間温めると逆に汗をかいたり防御反応が出てしまうとのことで発熱は15分間のみ。忙しい現代人も気軽に耳の温活が出来ると言うことで寒暖差の厳しい今、こうしたグッズを活用するのも良いかもしれません。
(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材:竹内紫麻)