【少量でも味に大満足!ひとり分の定番おかず】20cmのフライパンを味方に!「鶏の竜田揚げ」
ひとり暮らしを始めたばかりの初心者さんはもちろん、今まで家族の食事づくりを続けてきた人にとっても、ひとり分をむだなくつくるのは、難しいと感じられるかもしれません。そこで味方につけたいのが、直径20cm程度の小さなフライパン&ふた。焼くだけでなく、煮物にもちょうどいい大きさで、定番おかずのあれこれが効率よく、上手にでき上がりますよ。
少ない材料、少ない油で「から揚げ気分」。ジューシーなもも肉のから揚げよりはあっさりしていますが、ささ身は扱いやすくて火が通りやすく、揚げ物デビューにもおすすめです。
【レシピ】鶏の竜田揚げ
1 ささ身は筋を除いて3~4等分のそぎ切りにし、Aをからめて5分間ほどおく。汁けをきり、表面に片栗粉大さじ2をしっかりとまぶし(写真下)、2~3分間おく。
2 フライパンに油大さじ4を入れて中火で170度に熱し、1を入れる。下側がカリッとしたら上下を返し、合計で2~3分間揚げ焼きにする。
3 油をきって器に盛り、好みで、半分に切ったミニトマトを添える。
[1人分280kcal 調理時間10分(ささ身に調味料をからめておく時間は除く)]
【教えてくれた人】上田淳子(うえだ・じゅんこ)
料理研究家。本場仕込みのフランス料理と骨太な家庭料理を主軸に、さまざまなメディアで活躍。子どもたちが巣立ったあとの夫婦に「ちょうどいい」お家ごはんのアイデアも発信している。
撮影・野口健志
スタイリング・久保百合子
取材&文・奈良結子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年11月号より抜粋