犬が飼い主に『文句』を言っているサイン5選　どんなことに不満を抱くの？愛犬からの訴えに対する正しい対応とは

6/4(水) 12:00配信

「飼い主大好き」な犬も不満を抱くことはある

普段は「飼い主さん大好き」と全身で表現してくれる犬たちも、時には飼い主の行動や態度に不満を抱くことはあります。賢い犬ならば、なおさら飼い主の行動に矛盾や違和感に不満を抱くことが多いでしょう。

犬たちは、以下のような理由で飼い主に不満を抱くことがあります。

✔かまってくれない
✔気持ちを汲み取ってくれない
✔長い時間、お留守番させられる
✔欲しい食べ物をもらえない
✔苦手なお手入れを無理強いされる

犬は感情豊かな動物であり、しっかり自分の意思を持っているので、さまざまな飼い主の行動に不満を抱いているのです。

犬が飼い主の文句を言っているとき、どのような行動や仕草を見せるのでしょうか。愛犬からの不満を見逃さず、しっかり受け止めましょう。

犬にとって鳴き声は人間と同じくコミュニケーションツールの１つです。そのため、飼い主の文句を言うときに「クーン」「ウーン」と少し高めの鳴き声を出してみたり、「アウアウアウ」とまるでお喋りするように鳴いたりします。

飼い主を見ながら「アウアウ、アウアウ」と話しかけるように鳴いている姿を見れば、多くの飼い主が「何か訴えている」「不満があるのかな？」と察するでしょう。

犬が短く、少し勢いを持って「フンッ」とため息をつくときは、不満なことがあり、そのストレスを吐き出しているサインです。

飼い主に「かまって」と伝えたのにかまってもらえなかった、おやつが欲しかったのにもらえなかった、散歩に行きたいのになかなか連れていってもらえない……など、さまざまな理由が考えられます。

飼い主の視界に入る位置から、何か言いたげにじーっと見つめてくる時は、かまってほしいサインか不満を訴えているサインです。

どこか恨めしそうな表情で床に伏せながら飼い主を上目遣いで見つめていることはありませんか。このような様子を見せているときは、飼い主が思い通りに行動してくれず、拗ねている可能性が高いので、直前の行動を振り返ってみましょう。

犬が飼い主に文句を言う手段として、何らかの行動で飼い主の気を引こうとする方法があります。例えば、前足で飼い主の腕や足を少し強めにぐいぐいと引っ張ってみるといった行動は、「かまってよ！」「お散歩は？」と少々不満を込めて訴えているサインです。

中には、飼い主が普段使っているものを人質に取り、イタズラすることで飼い主の視線を自分に向けようと画策する犬もいます。

愛犬からの文句に気づかず、そのまま放置してしまった場合、ふて寝したり、飼い主からの声かけを無視するような態度をとる犬も多くいます。

「あれだけ言ったのに聞いてくれないなんて！」「もう知らない！」と機嫌を損ねている状態です。しつこく声をかけたり構ってしまうと余計に意地になってしまう恐れがあるので、しばらくは少し離れた場所から様子をうかがってみましょう。

愛犬から文句を言われた場合、何に対して文句を言っているのか見極めることが大切です。

例えば、その日、あまりかまってあげられていない状況で「かまってよ！」と不満を訴えてきているならば、飼い主が時間を作って愛犬とスキンシップや遊びなどのコミュニケーションを優先してあげるべきでしょう。

ただし、「おやつが欲しい」「その食べ物ちょうだい」など、わがままと言える不満を訴えている場合は、毅然とした態度で「ダメだよ」と伝えます。ここで飼い主が折れてしまうと、その後も要求がエスカレートしてしまうからです。

また、問題行動で不満を訴えようとする場合は、問題行動を止めて、犬が落ち着きを取り戻してから文句の内容を考慮して対応しましょう。

いかがでしたか。犬が飼い主に文句を言っているときは、わかってほしいという気持ちが高まっているサインです。不満を放置せず、受け入れてあげたり、時には「それはダメ」と毅然とした態度を取ったり、適切な対応で不満を解消してあげましょう。

記事へのご意見最終更新: 6/4(水) 12:00