キャサリン皇太子妃、がんの化学療法終了を報告「この9か月間は家族にとって信じられないほどつらいものでした」
キャサリン皇太子妃(42)が、がんの化学療法を終えたことをSNSで報告した。夏の休暇中に撮影した動画を添えており、皇太子妃が夫・ウィリアム皇太子(42)と寄り添ったり、子ども達と遊ぶプライベートな様子が映っている。動画では、皇太子妃が自ら治療中の心情を述べるとともに、多くの人々のサポートに感謝の意を表した。王室ファンからは「泣いてしまった」「嬉しい知らせだ」といった多くの声が寄せられている。
【動画】自ら治療中の心情を述べたキャサリン皇太子妃。休暇中の家族の様子を公開した
キャサリン皇太子妃が現地時間9日、ケンジントン宮殿の公式SNSを通して動画を公開し、がんと診断後の化学療法を終えたことを報告した。皇太子妃は3月にがんの治療中であることを公表し、回復するまで王室公務を控えている。
動画は8月、英ノーフォーク州で撮影されたものである。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃夫妻は同州のサンドリンガムに別宅を所有しており、夏の休暇を家族で過ごしていた。
動画は休暇中の姿を捉えたもので、サマードレスを着たキャサリン皇太子妃が林の中を歩いたり、車を運転する姿が映されている。
さらに、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が寄り添う様子や、夫妻がジョージ王子(11)、シャーロット王女(9)、ルイ王子(6)と一緒に林の中を散歩したり、ピクニックをするなど、家族の微笑ましい姿が次々に映し出される。
邸宅内の場面では、キャサリン皇太子妃の父マイケル・ミドルトンさんとキャロル・ミドルトンさんも参加し、家族でトランプを楽しむ様子が映されている。
動画には、キャサリン皇太子妃が自ら「夏が終わろうとしている今、ようやく化学療法を終えることができて、本当に安心しています」と語りかけ、このように続けた。
「この9か月間は私達家族にとって、信じられないほどつらいものでした。ご存知のように人生は一瞬にして変わってしまうものです。私達は荒波と未知の道の中、進む方法を見つけなければなりませんでした。」
そして、皇太子妃はがんの闘病生活で、人生における大切なことについて改めて考えさせられたことを述べた。
「がんの闘いは誰にとっても、特に身近な人にとって、複雑で怖く予測不可能なものです。謙虚になり、これまで考えもしなかった形で自分自身の弱さに直面し、あらゆるものに対する新たな視点が生まれるのです。」
「この時間はなによりもウィリアムと私に、人生におけるシンプルで大切なことを振り返り、感謝することを思い出させてくれました。ただ愛し、愛されるということです。」
また、今後の王室公務への復帰予定について、このように説明した。
「今の私は、がんの再発を防ぐための治療に集中しています。化学療法は終わりましたが、完全回復までの道のりは長く、一日一日を大切に過ごしていかなければなりません。しかし私は仕事に復帰し、今後数か月のうちに可能な限り、人前で仕事をすることを楽しみにしています。」
その後、サポートしてくれたすべての人々に感謝の気持ちを伝えた。
「これまでいろいろなことがありましたが、私は新たな希望と人生への感謝を胸に、回復のさらなる段階に進みました。ウィリアムと私は、私達が受けたサポートにとても感謝するとともに、私達を助けてくれているすべての人々から大きな力をもらっています。皆さんの優しさと共感、思いやりは、本当に謙虚な気持ちにさせてくれました。」
そして最後に、がんと闘病する人々やその家族に向けたメッセージで締めくくった。
「がんの旅路を続けているすべての人達へ。私はみなさんとともにあり続けます。隣にいて、手を繋いでいます。暗闇から光は生まれるのです。だからその光を大切に輝かせてください。」
動画を公開後、コメント欄は王室ファンからこのようなメッセージで溢れていた。
「泣いてしまった。本当に素晴らしい。」
「とても美しい映像。長く待ちわびていた、嬉しい知らせだ。」
「なんて感動的な動画なの。キャサリン皇太子妃がいつまでも元気で、健康への旅が成功しますように。美しい家族だわ。」
「まるで、私自身の気持ちを映し出しているよう。私も最近、化学療法を終えたばかりなのよ。」
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A message from Catherine The Princess of Wales」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)