富山のまちなかで海を感じる隠れ家カフェ【cafe Mykonos】やさしい手作りランチと自家焙煎コーヒー
富山市のまちなか。昔ながらの住宅や店舗が軒を連ねる一角に、真っ白な見た目が特徴のカフェがあります。
店の名前は、「cafe Mykonos(カフェミコノス)」。
どこか海辺のリゾートのような空気を感じる、隠れ家のような雰囲気のカフェです。
地中海の明るさとあたたかみを感じる真っ白なカフェ
「cafe Mykonos」があるのは富山市の中心部を貫く平和通りから少し南へ入ったところ。古くから続く千石町通り商店街からひとつ西側の通りにあります。
通りから目立つような大きな看板やバナーなどはありませんが、オープン中は入り口前のテラスに小さな看板が出ています。向かって右手のガラス扉から中に入るとすぐに真っ白な階段があり、その上った先の2階がカフェとなっています。
店内に入ってみると…壁も天井も真っ白な明るい空間。ソファやクッションなどのインテリアも白を基調に、板張りの床や所々に使われた木やアイアンの小物が映えるナチュラルな印象で、海辺のカフェを思わせる雰囲気です。
2階にあるので、外の様子や音が気にならず、静かに過ごすことができるのも特徴。まるで本当に日常から離れ、旅先でゆっくりとくつろいでいるような感覚になります。
個室もあるので、予約をすれば小さな子供連れでも安心して利用できます。
ミコノスという店名はギリシャのリゾート地、ミコノス島から。店を切り盛りする母娘の憧れの場所で、「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」とも言われる真っ白な絶景の島をカフェのコンセプトにしたんだそう。
選べるランチは手作りの丁寧な味
ふわっとジューシーなハンバーグプレート
ランチのハンバーグはふっくら。小ぶりなように見えて、しっかりと厚みがあり、ボリュームを感じます。肉のこね方に独自の工夫があるそうで、「肉を食べている」というジューシーさと満足感があります。
赤ワインのソースもほどよい酸味にバターのコクが加わって、肉の味をしっかり引き立てています。
オーナーは「家庭料理なので…。味は大丈夫ですか?」と、とっても謙虚。
手作りのあたたかみはありますが、一般的な食卓でなかなか食べられる味ではありません。もしもこんなハンバーグを味わえるとしたら…なんて幸せな家庭でしょうか!
そんなオーナーとのお喋りも楽しみながら、ゆったりとランチの時間を過ごすことができそうです。
カレーは何が出てくるかお楽しみ
カレーはバターチキン、スパイシーポーク、キーマの3種類があり、どれが楽しめるかはその日のお楽しみ。
この日のカレーは、バターチキンでした。
ヨーグルトに漬け込んだチキンがほろっとやわらかく、生クリームのコクとミルク感をいかした仕上がりです。
自家焙煎コーヒーとデザートでのんびりと
「Mykonos」のコーヒーは、すべてオーナーの自家焙煎。デザートは一緒に厨房に立つ娘さんが手掛けることが多いそう。
手作りのチョコムースはふわっと軽い食感で、濃厚なチョコレートの風味が楽しめます。ベリーのソースも入って甘酸っぱさがほどよいバランス。
コーヒーの香りと一緒に、じっくりと楽しみたい1品です。
焼き立てのアップルパイにはバニラアイスとりんごソースが添えられています。
しっとりした生地の中にはりんごがたっぷりで、まるでりんごジュースのような甘みが口いっぱいに広がります。
シナモンの香りがふんわり漂ってきて、こちらもコーヒーとの相性ばっちり。
自然体で飾らないオーナー母娘とのおしゃべりを楽しむのもよし。
隠れ家に来たように、静かな時間をのんびりと楽しむのもよし。
富山のまちなかにありながら、おだやかな日差しと開放的な海風を感じる地中海リゾートのようなカフェ。日常を忘れて癒しのひと時が過ごせそうです。
記事編集:nan-nan編集部
【cafe Mykonos】
住所 富山県富山市越前町4-82階
営業時間 平日 12:00~20:00/土・日曜 12:00~18:00
定休日 火・水曜、祝日