ジュビロ磐田にビビビッと来た瞬間「2022年9月の台風15号の時、磐田サポが助けくれた」「藤田俊哉さんと目が合った」
SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、ジュビロ磐田を応援する西村農園(袋井市)の4代目を務める西村哲さんと、妻淳子さんをお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんです(2024年8月13日放送)
鬼頭:西村農園について教えてください。
西村哲:静岡県袋井市の北部でお茶を作っています。100年以上続いていて、4代目の私が就農して40年になります。
鬼頭:今日はお店のおすすめを早速淹れていただきました。
ヒデ:まずは色合いですね。間違いなく濃いでしょ!
西村淳子:でもそんなに渋みはなく飲めますよ。
ヒデ:たしかに。フルーティーですね。飲んだあとは口の中に爽やかさが広がります。
鬼頭:さっぱりしていて美味しいですね。
哲:この味と色を出すために畑までフィードバックして、こういう製品をつくりたいからこういう管理をしようなど、工夫しながらたどり着いたのがこの味ですね。
ヒデ:このすっきり感は今まで飲んだことないくらいです。
淳子:この商品は西村農園の「水出し煎茶」といいます。ティーバッグを1つ、空のペットボトルに入れます。水を入れて、振ります。
鬼頭:結構振るんですね!
ヒデ:水だけで抹茶のような色になるんですね!
淳子:その後、それをお水で薄めると完成です。
ジュビロ磐田にハマった日
ヒデ:一番驚いているのが、奥様が着ていらっしゃるユニフォームです。
淳子:ドはまりしてしまったのが2002年4月13日です。袋井市にエコパスタジアムができて、子どもたちの小学校に無料招待券を分けてくださって、応援する機会があったんです。
その日、アントラーズ戦がエコパで行われて2-0でジュビロ磐田が勝ちました。藤田俊哉選手が1点決めたんです。
ヒデ:僕、友達ですよ。
淳子:俊哉選手がサポーターの方に挨拶に来た時に、俊哉選手と目が合ったんです!
ヒデ:あいつは、奥様のことちゃんと見てましたよ。あいつはそういうやつです(笑)
淳子:それまで、サッカーのサの字も知りませんでした。「FWってなんぞや」「DFって何?」っていう世界でした。でも、そこからビビビッときて、今です(笑)
ヒデ:行って良かったですね~!
淳子:本当にタダ券に感謝です!
ヒデ・鬼頭:ハッハッハッ。何がきっかけではまるか、分からないですよね〜。
鬼頭:俊哉さん、うれしいでしょうねえ。
振り返ると、いつもジュビロ
ヒデ:ただ、そこからいい時代だけじゃなかったですよ。
淳子:そうですね。でも、こうして応援できる幸せ。
ヒデ:ビビビの試合以外で、印象深い試合やプレーはありますか?
淳子:思い返してみたんですけど、どれも思い出です。
ヒデ:藤井フミヤの歌と一緒ですよ。振り返ると、いつもジュビロがいたわけですね。
淳子:負の思い出も出てくるんですが、どん底からはい上がる力もジュビロ磐田からもらえるし、私たちも何かサポートしなくっちゃと思っています。タダ券がなかったら、私はどうなっていたか…。
ヒデ:あれっ、ご主人はあまり乗り気では…ない?
哲:そんな感じですかね(笑)
2022年9月の台風15号
ヒデ:奥様が好きだったら自然と情報も入りますよね。
淳子:どうして(夫が)ジュビロ磐田の話についてきてくれるかというと、2022年9月の台風15号がきっかけだったんですよ。
ちょうど10月1日に清水エスパルスとジュビロ磐田のダービーが予定されていたんです。でも台風が来たので延期になったんです。ただ延期になっただけじゃなくて、うちは山が崩れてしまって、それが人様のお宅や倉庫に入ってしまったんです。
その時にジュビロ磐田のサポーターが手助けに来てくれて、二日間、みんな泥まみれになって掻き出してくれたということがあったんです。今も涙が出てきてしまうくらい、本当に一生懸命にやってくださった。その様子を見て、主人はジュビロ磐田のサポーターのファンになってしまったんです。本当にありがたかったし、この場をお借りして今一度ありがとうございましたと伝えたいです。
哲:ファンになっちゃいました(笑)
ヒデ:それはもうファンになってしまいますよね。サッカーの良さはそういうところにも出ますね。
淳子:勝ち負けだけではなくて、そういうもろもろも全部ひっくるめて、サッカーっていいなあって思っています。
ヒデ:ファミリーが困っているなら行くってことだよね。いい話。
「勝ちTea」誕生秘話
鬼頭:そこから生まれた商品があるんですよね。
淳子:そうなんです。どん底を見てきたりする中で、自分も試合に勝ちたいなと思うようになって。
「勝ちてー勝ちてー」という思いに字を当てられそうだなと思い、『勝ちTea(勝ちティー)』というものを思いつきました。
自分が忙しい時はスタジアムに行けないんです。だから、「勝ちてー勝ちてー」の思いを込めたうちのお茶をスタジアムで飲んでもらおうかなと思いまして。
空っぽの水筒をもってお店に来ていただいたサポーターさんにいくらかいただいて。水筒を満タンにしてあげて、スタジアムで飲んでもらっています。
鬼頭:今もやってるんですか?
淳子:ホーム試合で、自分がやれる時はSNSで発信しています。
鬼頭:素敵な話ですね。それにしても、ユニフォームの色あせ具合が年季を感じます。
ヒデ:神々しい。最後、ご主人からお店のPRをお願いいたします。
哲:去年の1月にカフェを併設しました。『勝ちTea』を飲んだり、他のドリンクを飲んだりする場所ができましたので、どうぞお茶を飲みに、お話に来てください。
鬼頭:奥様もジュビロ磐田サポーターに一言どうぞ!
淳子:これからです。これから上昇気流に乗るはずですので、ラストまで頑張りましょう!