1988年に作られた「フローティングバイブ」ルアーでブラックバスが連発【福岡】
佐賀県での長男のサッカー応援を終え、福岡で釣り仲間と野池巡りを楽しんだ筆者。雷魚狙いは不発に終わったものの、根魚用ベイトフィネスでブラックバス釣りに挑戦し、36年前のオールドルアーを使って次々とバスをキャッチ。懐かしさと手応えを感じた充実の釣行をレポートします。
福岡の野池でバスフィッシング
今回は、佐賀県で行われた長男のサッカーの試合に応援へ行ったついでに、福岡在住の釣り仲間と短時間ながら野池を巡り、釣りを楽しむことにしました。
台風が熱帯低気圧に変わったタイミングで、暴風や大雨を覚悟していましたが、曇りのち雨の予報なので、昼間に野池を巡ってみることに。雷魚が生息する野池やブラックバスのいる野池など、計3ヶ所を回りました。
使用したタックル
雷魚狙いにはビッグベイトタックルにフロッグやビッグベイトを使用。ブラックバス狙いには根魚用ベイトフィネスを使い、0.6号のPEラインをセットし、小型ルアーで挑戦しました。
釣り仲間と合流
長男の国体サッカーの応援のため、佐賀県まで8時間のドライブを経て、2時間弱の試合に臨みました。試合が12時に終了した後、福岡へ向かい、私のロッドを製作してくれたロッドビルダーの釣り仲間と再会。彼に案内されながら野池巡りを開始しました。
福岡への移動中に豪雨に見舞われ、一瞬釣りができるか不安になりましたが、福岡に到着する頃には雨が止み、ホッと一安心。
雷魚狙いは不発に終わる
最初に訪れたのはオープンウォーターの野池。池を一周しながら岸際の沈木周辺や沖へキャストして雷魚を狙いました。トップウォーターでアプローチしましたが、反応があったのは鯉だけで、雷魚の姿は確認できず。15時過ぎに次の野池へ移動しました。
次の野池は一面にリリーパッドが広がっており、フロッグで狙うも雷魚からの反応はゼロ。先行者と話をしながら次の一手を模索するも不発。
16時半を迎え終了の時間が迫るも、釣り仲間の提案でブラックバス狙いに挑戦することにしました。
ブラックバスと対面
根魚用ベイトフィネスを使い、ロッドビルダーの釣り仲間とともに小さな野池へ向かいました。到着したのは17時。18時には釣りを終える必要があるため、ここが最後のチャンス。
まずはDRTのFINKを使いバスの反応を確認。狙った場所にキャストすると、すぐにヒット。素直な反応を見せるバスが多く、2匹を立て続けに釣り上げ、手応えを感じました。
1988年の懐かしルアーで挑戦
次に、学生時代に愛用していた1988年製のズィールのバイブルを取り出しました。このトップウォーターのバイブレーションは巻くと少し沈む設計で、当時の思い出が蘇るひととき。釣り仲間も初めて見るルアーであり、彼自身よりも年上のルアーに興味津々。
根魚やアユイングで活用するベイトフィネスタックルを駆使して、思い通りのポイントにキャスト。木の下や沈木の際を狙うと、次々とバスがヒットし、教科書通りの反応を堪能しました。
釣り仲間に竿を貸し、このタックルとルアーで毎回ヒットする様子を楽しんでもらいました。池の中央にキャストして巻いてくると強いアタリがあり、着水直後にヒットすることも。夕マヅメにはワンキャストワンヒットの状態に突入し、写真を撮るのも面倒になるほどの活性の高さでした。
子バスが次々と反応し、このフローティングバイブが他のルアーと明らかに違う反応を見せます。オールドルアーですが最近のルアーにはないアクションがバスの好奇心を刺激していると感じました。周囲で使われることのないルアーで楽しみながら納竿としました。
釣り終了と振り返り
18時に釣りを終了。残念ながら雷魚は釣れませんでしたが、根魚用ベイトフィネスロッドの汎用性を確認できた楽しい釣行に。また、福岡の野池は地元と比べて釣り荒れしていないため、懐かしいルアーが大いに活躍してくれたのも印象的でした。
帰路では広島でゲリラ豪雨に見舞われ、高速道路での運転もスローに。サービスエリアで休憩を取りながら帰宅したのは朝6時半。仮眠を1時間半取ってから仕事へ向かうことに。しかし、それでも睡眠時間を削る価値があった充実した釣行となりました。今度はゆっくりと釣りができる日を楽しみにしています。
<田村昭人/TSURINEWSライター>