『にしむら珈琲』直営のベーカリーカフェを発見! 御影『ブロートバール セセシオン』でドイツパンの魅力に開眼 神戸市
阪急御影駅を降りて5分ほど歩いた場所にある『ブロートバール セセシオン』(神戸市東灘区)に行ってきました。種類豊富なパンに本格エスプレッソのラテが評判の、地元で人気の高いベーカリーカフェです。
スロープを下った店先にはワンちゃんも同伴可能なテラス席があり、閑静な街並みを眺めながら、パンやドリンクを楽しむことができます。
実はこの店は『にしむら珈琲』直営ベーカリーが併設されたカフェ。奥の工房では同店のトーストやサンドイッチに使われているパンも焼かれています。
左手のカウンターには30~40種の焼きたてパン、そしてゆったりと間合いがとられたテーブル席が右側に配置されています。
クロワッサンやデニッシュなどたくさんのラインアップから好きなものを選びトレイにのせて進むと、奥のガラスケースにサンドイッチとデリも発見。キャロットラペを選び、レジで一緒にドリンクを注文。
一番人気の「カフェラテ」をカウンターで受取りテラス席に戻ります。
友人とシェアするためパンは4種、サンドイッチは半分にカットしてもらいました。
まず、手に取ったのは厚さ3㎝ほどの巨大なソーセージがインパクト大の「ヴルストブロート」。全粒粉100%を使ったパンは独特の香りと酸味、そこに皮パリッ&じゅわッと肉の旨味が強いソーセージに、ザワークラウトも入っており、ビールに合いそうな取り合わせ。
次に手にしたのは「スモークサーモンとアボカドのプレッツェルサンド」。驚いたのはプレッツェルなのに弾力のある柔らかさ。表面の香ばしさから密度の濃いもっちり感に、サーモンとアボカド、バジル入りのクリームチーズが口の中で融合したときに口福が訪れます。
自家焙煎の豆を使ったエスプレッソのラテは、強い苦みにミルクの濃厚な旨味がなめらかに溶けあっています。
「丹波氷上の低温殺菌牛乳を使い、ミルクの甘さを一番感じられる60℃から70℃の温度で提供しています。ちょっとぬるいかなと思われるかもしれませんが純粋な美味しさをを味わってもらいたいので」と話すのは、同店広報室の上田倫子さん。これからの季節はアイスで味わうのもおススメだそう。
ここで気づいたのは、選んだ半分はドイツ系のパンであること。訊くと店名の“ブロート”はドイツ語でパンという意味だとか。ここは、パンを楽しむバール(イタリア語でエスプレッソと軽食が提供されるカフェ)ということです。
固く酸っぱいイメージで比較的人気が低いドイツパンですが、同店のパンは20年以上前にフロインドリーブに在籍していた職人さんが監修しており、その奥深い味にハマる人も多いとか。
「ワインのおつまみとしてもドイツパンはおすすめ。薄く切ってチーズやジャムを塗り、デリと合わせると美味しいですよ」と勧められ、お土産としていただくことに。
持ち帰ったドイツパンはあっという間に赤ワインと共に消失。程よい酸味ともちっとした食感に私もハマる予感です。
場所
ブロートバール セセシオン
(神戸市東灘区御影郡家1丁目25-12)
営業時間
7:00~19:00
定休日
毎月最終月曜日
TEL
078-806-8873