匠の技が織りなす“氷きんつば”と“抹茶のお菓子” 本髙砂屋 神戸元町本店で『夏季限定メニュー』を満喫 神戸市
1877年創業の神戸を代表する老舗菓子店『本髙砂屋』。神戸元町本店(神戸市中央区)の喫茶で味わえる “夏季限定スイーツ” が気になって訪問しました!
お店はJR元町駅・阪神元町駅から歩いて約3分のところにあります。
向かって左の和菓子館では、ガラス越しに職人が「髙砂きんつば」を製造する様子を見学できます。
『本髙砂屋』の他店舗とは違い、本店の焼き型には刀の鍔(つば)模様が施され特別仕様に。
正確に美しく焼き上がる様子を見るのはワクワクします♪
さっそく夏季限定の「髙砂きんつば 抹茶」をいただきました。生地に美しく表現された鍔模様。プロの技が光ります。
一口食べると餡の優しい甘さが広がり絶妙な口当たり。北海道産の小豆で、餡を製造する際に使用する“滑らかな水”にこだわり、小豆の粒一つ一つの美味しさを大事に仕上げています。きんつばの四角いフォルムにしっかり餡が詰まっていて、餡だけでも満足しちゃいます。
餡を包む香り豊かな宇治抹茶が入った生地はもっちり食感。時代にあわせて餡や生地の硬さ、食感を微妙に調整していると聞き驚きました。現状に満足せずに常に“改良、進化、洗練”されていく。約130年の時を経た今もなお愛され続ける理由が名店のお菓子にありました。
続いていただいたのが、神戸元町本店の喫茶でしか食べることのできない「氷きんつばソフト」。ソフトが乗っていて高さが約30cmあり、テーブルに届いた瞬間に思わず感激しました。
“シャリッフワッ”と柔らかい氷はきめ細かく、口の中ですっと溶けます。氷には、小豆を炊く時に出る“渋”を特別にトッピング。コンデンスミルクの甘さに小豆の渋が溶け合い、味のバランスが最高です。
かき氷全体の味がマッチするように、ソフトクリームにも小豆が入っています。コクのあるソフトクリームの甘さもアクセントになりスプーンが進みます♪
そして氷の中にも餡がたっぷり!“本高砂屋の餡”の上品な味わいを満喫できるかき氷です。
和菓子だけでなく “洋菓子” も美味しい『本髙砂屋』。夏季限定フレーバーの「きんつばanフィーユ 抹茶」をいただきました。こちらは、 ハイレベルな技術・技能を持つ『本髙砂屋』の2人の「神戸マイスター」により生み出された新感覚のお菓子です。
108層にも折重ねられたパイ生地は風味が良く、“パリッ、サクッサク”。
抹茶のクリームと滑らかな餡の相性が良く、和洋折衷のハーモニーが見事です。
また同店には『ウズモリ屋』作製の神戸人形「出来たてきんつば!本髙砂屋お化け」が展示されており、つまみを回すと愛嬌たっぷりに動きます♪お化けたちがきんつばを作ったり食べたりする様子がとってもチャーミングで、ずっと眺めていたくなります。
歴史を感じながら神戸の匠の技が織りなすお菓子を味わえる『本髙砂屋 神戸元町本店』。自然とおすすめしたくなる喫茶です。
販売期間
2024年8月中旬頃まで
場所
本髙砂屋 神戸元町本店
(神戸市中央区元町通3丁目2-11)
営業時間
10:00~19:00(喫茶は17:00まで)
定休日
第1・第3水曜日(祝日は除く)