「誰も見たことのないような映画が完成した」恐ろしすぎる!複数種の“感染者の姿”を映した特別映像『28年後…』
監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが再タッグで挑んだシリーズ最新作『28年後…』が、6月20日(金)より公開。このたび、複数種の感染者の姿を映した特別映像が解禁となった。
ウイルスに感染した“生きる人間”たちの物語
本作で描かれるのは、<ゾンビ>ではなく、感染した人間=<感染者>。監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが描きたかったのは<現実に起こり得るパンデミック後の恐怖>。超自然的に生き返った死体<ゾンビ>ではなく、ウイルスに感染して凶暴化した<生きる人間>たちの物語である。
主人公でパンデミックから28年後の過酷な世界を生きる父親でサバイバーのジェイミーを今ハリウッドで最も注目の俳優アーロン・テイラー=ジョンソンが演じ、ジェイミーの妻アイラをジョディ・カマーが演じている。本作の全貌はいまだ世界的に謎のベールに包まれているが、アーロンが「誰も見たことのないような映画が完成した。(ダニー・ボイル監督は)また新しいジャンルを切り開いたと思う」と自信を見せている。
特別映像では、アーロン・テイラー=ジョンソンとジョディ・カマーが、今もカルト的人気を誇る映画『28日後…』を生んだダニー・ボイル監督についてリスペクトを語っている。ダニー・ボイル監督は『28日後…』で凶暴化するレイジウイルスに感染した人間を、生き返った死体のゾンビとは違い“生きる人間”として描き、世界中に衝撃を与えた。アーロンは子供の頃、『28日後…』を見て衝撃を受けたというが、「ダニー・ボイル監督は現代を生きる巨匠だ。『28日後…』で新境地を開いた。あの作品で監督は無人の街の不気味さと社会的な怒りを描いた。『28日後…』の公開20数年後に彼と仕事ができることに感激しているよ」と、“生きる巨匠”ダニー・ボイル監督の作品に出演できる喜びを語った。
本作でアーロンは、感染拡大から28年が経った今も凶暴な感染者で溢れた本土を離れ、外界から閉ざされた小さな孤島で家族と共に暮らすジェイミーを熱演。凶暴な感染者を弓矢で殺すアクションや、感染者がいつ襲って来るか分からない極限状態の中全速力で逃げるアクションシーンなど、体当たりの演技を見せている。
アーロンはダニー・ボイル監督との撮影について、「監督は俳優に演技実験を許可して、演技の制約や限界を取り払ってくれた」と語り、監督と色々な演技を試しながら撮影していたことを明かしている。そして、本作ではレイジウイルスの変異株に感染したおぞましい感染者が次々と襲い掛かってくる。この様子がインタビュー映像の中でも確認することができる。
感染者役には、格闘家やアスリートらを起用し、恐怖のシーンが次々と観る者を襲う。感染を免れ生きているアイラ役のジョディ・カマーは、感染者との撮影で実際に恐怖を感じながら撮影したことを振り返り「最初は美しい自然の中での撮影を楽しんでいたけど、突然感染者が襲ってくる。怖かったし緊張した。あの表情はただの演技じゃない。撮影中は高揚感と恐怖を感じてた」と明かした。
28年が経ち、ウイルスが変異し進化した感染者たちがはびこる中で、凶暴な感染者に出会ったら最後、彼らは無事に生き残ることができるのか?劇場でその恐怖を目撃してほしい。
『28日後…』以来十数年ぶりに本シリーズで再タッグを組むダニー・ボイルとアレックス・ガーランドに加え、『28日後…』では主人公のジムを演じ、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして本作に参加している。本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのか?
『28年後…』は6月20日(金)より日米同時公開